雙星舎

あなたの寄付で小さな学校・たのしい授業のために

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沖縄県南城市にてオルタナティブスクール・高等専修学校「珊瑚舎スコーレ」、夜間中学校「東表中学校」を運営しており、小学生、中学生、高校生、そして学び直しに通う夜間中学校の生徒たちが通っています。また、北海道札幌市にて「モシリナァスコーレ」を設立するための設立準備会を立ち上げ活動しています。

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私たちのビジョン

全校生徒が互いを固有名詞で呼び合える、小さな学校です。対話をとおして互いの声に耳を傾けながらともに授業をつくり、学校をつくる。それが、自分をつくることにつながると考えています

私たちの取り組む課題

珊瑚舎スコーレ/東表中学校(私立夜間中学校)

珊瑚舎スコーレでは「学校をつくろう」を合言葉に、2001年から沖縄で小さな学び場をつくってきました。今では、オルタナティブスクール(キッズ・初等部・中等部)、高等専修学校、夜間中学校(東表中学校)があります。沖縄の言葉、歴史、文化等をカリキュラムに組み入れていることが特色の一つです。


キッズ・初等部・中等部・高等専修学校の各学年の人数は最大14名まで、夜間中学校の各学年の定員は7名に決めています。少人数の学校をつくるのは、「生徒」「児童」とくくるのではなく生徒も教員も互いを固有名詞で呼び合えること、対話をとおして互いの声に耳を傾けながら、ともに授業をつくることを大切にしているからです。


珊瑚舎の教室は、教員が知識や技術を伝達するために、あるいはルールを守らせるためにあるのではありません。クラスメート同士がお互いをサポートし合い、ともに成長するためにあるのです。教員はその手助けをするために教室にいます。


モシリナァスコーレ

学校法人雙星舎は、珊瑚舎スコーレと同じ学校観の学校シㇼナァスコーレを北海道札幌市に開設する準備を進めています。札幌市の手稲山麓に開校することになっており、設立準備会を立ち上げて活動しています。アイヌの言葉、歴史、文化等をカリキュラムに組み入れていることが特色の一つです。

なぜこの課題に取り組むのか

珊瑚舎スコーレ(キッズ・初等部・中等部・高等部)

22年度の調査では、不登校の児童生徒数は29万9千人で過去最多となりました。(国立・公立・私立の小中学校が対象。令和4年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」)


多様な学び方が保障されていれば、学校制度上の学び方があわなかったとしても自分に合う学びを選ぶことができます。


珊瑚舎スコーレのつくる小さな学校も、そんな学びの選択肢のうちのひとつです。珊瑚舎では、点数で序列する評価をしません。学期末には、自分で自分のことを鏡に映すようにして文章を書く「自己評価ノート」を書きます。同じ学年を2回やることを自分で選ぶ生徒もいます。


人が10人いれば、10通りの変容の仕方があると思っています。世間の時計の針にあわせず、自分で自分をゆっくりと育てるための手助けをする。そのために、珊瑚舎のつくる小さな学校と楽しい授業があります。


東表中学校(私立夜間中学校)


夜間中学校は、貧困などさまざまな理由で学齢期に学ぶことのできなかった方が学ぶことのできる学校です。


沖縄県・人口1万人当たり47.0人、全国平均10.0人


これは未就学者(小学校に入学していない、或いは卒業していない方)の数です。文部科学省では、夜間中学が少なくとも各都道府県・指定都市に1校は設置されるよう設置を促進していますが、沖縄県には、公立の夜間中学校がありません。


2004年から珊瑚舎スコーレでは、NPO法人が自主夜間中学校を運営してきました。沖縄戦終結の前後に学齢期を迎え、混乱と貧困のため学校に通うことができなかった方など、2021年度までの入学生は190人、卒業生は95人、高校進学者は32人、大学進学者は1名です。卒業せずに通学を断念した方々の主な理由は健康・体力問題、仕事と学習の両立の難しさです。


私立夜間中学校である東表中学校は、学費無料です。義務教育未修了の原因は1つではありませんが、貧困のために学校に通うことができなかった方が多数です。再び学費が障壁となり、入学を諦める方が1人もないようにしたいと考えています。

団体名
雙星舎
住所
〒901-1414
沖縄県南城市佐敷津波古509-4
代表者名
星野人史
電話番号
0989757781
公式ホームページ
https://sangosya.com/