D×P(ディーピー)

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不登校・中退・家庭内不和・経済的困難・いじめ・虐待・進路未定・無業などによって、いくつかの安心できる場や所属先を失ったときに起こる「若者の孤立」を防ぐために活動しています。若者がどんな境遇にあったとしても自分の未来に希望を持てる社会の構造を目指して、 オンライン相談事業(ユキサキチャット事業)と大阪ミナミのユースセンター事業を行なっています。

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通信・定時制高校に特化した授業「クレッシェンド」

事業の目的

人とのつながり(社会関係資本)を得られることを目的としています。
人とのつながりをつくるために、授業を通して
「自分の好きなこと・長所がわかる」
「人を信頼するハードルが下がる」
「自己受容感が高まる」という3つのことを目指しています。

これまでの活動

【クレッシェンドの特徴】
①オトナと高校生の「関わり」を軸にした授業
クレッシェンドは、D×Pの社会人・大学生ボランティア「コンポーザー」(=オトナ)と高校生との関わりと対話を軸にした授業です。高校生は様々なオトナの過去と現在の姿を知りながら、自分の過去と未来を考えていきます。

②「否定しない」姿勢
D×Pの基本3姿勢「否定しない」「様々なバックグラウンドから学ぶ」「年上・年下から学ぶ」を大切にしながら高校生と関わります。3姿勢を大切にすることで、「高校生」に関わるのでなくひとりの人として見て関わります。

③少人数&連続して同じメンバーと関わる
数ヶ月間、全4回以上にわたる授業では、同じ高校生に対して同じオトナたちが関わります。また、原則オトナと高校生の比率はおよそ1対3の少人数制。回数を重ねるごとに、少しずつ関係性を築いていくことができます。

④単位認定された授業
高校の「総合的な学習の時間」などの授業の枠組みのなかでクレッシェンドを行います。単位認定された授業のため、ある程度参加の強制力があり、しんどさを抱えた高校生にリーチしやすくなっています。

⑤授業後も繋がり続ける仕組み
D×Pでは、クレッシェンドのあとも学校外で高校生とつながり続けられる「アフタークレッシェンド」というプログラムや、高校生の「なにかやってみたい! 」という気持ちに応える「 チャレンジプログラム」もあり、授業後もつながり続ける仕組みがあります。

【授業導入校】
ECC学園高等学校(大阪・京都学習センター)/YMCA学院高等学校(天王寺校・和歌山校)/京都府立清明高等学校/大阪府立寝屋川高等学校/大阪府立春日丘高等学校/大阪府立布施高等学校/大阪府立和泉総合高等学校/大阪府立今宮工科高等学校/大阪府立佐野工科高等学校/
大阪府立成城高等学校/大阪府立桜塚高等学校/大阪府立西野田工科高等学校/滋賀県立彦根東高等学校/札幌市立札幌大通高等学校

これまでの事業成果

高校生に対して行ったプログラム前後のアンケートでは、「高校卒業後にやりたいことがある」という項目に対し、「とてもそう思う」「そう思う」と回答した生徒は、プログラム前29.4%→プログラム後は70.1%に向上しました。また、「自分にはよいところがあると思う」と回答した生徒は、25%→50%にまで向上しました。

※実施数について
通信・定時制高校を中心に17校・800名がクレッシェンドに参加。大阪府内の定時制高校の4割以上にクレッシェンドが導入されたほか、京都・滋賀・和歌山・札幌・東京でも展開。全国に広がっています。

その他の事業