女子学生のリーダーシップと創造力を育み、社会変革の担い手に!
アイデアを創出して、行動できる女子大生を育む 女子学生の「思わず共感してしまう力」「発想を広げる力」「つながる力」を伸ばすカリキュラムを用意し、自治体の課題解決に取り組み、
地域住民のみなさんを活動に巻き込みながら、地域課題の解決へ向けたプロジェクトを行ない、過疎化の村の活性化、離島の結婚問題、来館者が減った文学館の盛り上げなどの様々な課題を解決することを目的としています。
1ヶ月〜1年など期間や目的に合わせ、女子学生の募集、アイデア発想プログラムの設計・運営、アイデア実行のサポート、成果発表会の企画・運営、報告書の作成まで行ってきました。
今まで行ったプロジェクトには「ヨコハマハコいりムスメプロジェクト」(横浜市 2013〜2015)、「未来のわたし キセカエプロジェクト」(滋賀県 2014)、「旅するスクール」(塩尻市・山元町 2016〜2017)、「塩尻ふるさと納税プロデュース」(塩尻市 2017)などがあります。
それぞれの活動実績の一例です。
◯「未来の結婚プロジェクト」(2011)
テーマは「離島における結婚」です。舞台となったのは、島根県の離島にある、海士町です。海士町では少子高齢化が進んでおり、2300人の人口のうち、65歳以上の高齢者が4割近く。
一方で、先進的な町づくりを進めているため、若者が次々と移住する奇跡の町とも言われています。しかし、小さい町ということもあり、男女が一緒に歩いているだけで噂になってしまいます。そこで、男女が自然に交流できる仕掛けを学生たちに考えてもらうことにしました。
大学1年生から院生1年生まで約30名の女子学生が参加。最終的に一つのアイデアが商品化されました。
◯「未来シナリオプロジェクト」 (2012)
平成の大合併で8つの町村が集まって生まれたまち、北杜市。東京都23区ほどの広さに、4万6000人が暮ら しています。八ヶ岳の麓にあり、観光資源や自然環境に恵まれた場所です。一方で、高齢化も進み、耕作放棄 地の増加、市街地の空洞化など、多くの課題も抱えています。
そこで、公益財団法人キープ協会との共催で、女子学生12名が1年をかけて北杜市の課題解決に取り組みました。4泊5日の合宿で フィールドワークやアイデア提案を行い、市民のみなさんと3つのプロジェクトを実施しました。
◯「牡鹿半島 未来シナリオプロジェクト」(2012)
東日本大震災後、1年経った宮城県石巻市牡鹿半島の漁村。復興に向けて動き出す必要があるけれども、どこから手を付けるべきか、誰がやるべきか、混沌とした状況が続いていました。
そこで、6名の女子大生が5泊6日で漁村センター に泊まり込み、地域住民のヒアリング、課題や資源の整理、未来シナリオづくりを行いました。その上で、主体である地域のみなさんが望む事業を可視化し、事業内容や必要なサポート内容を詰めていきました。そこから住民による、新しいプロジェクトが始まりました。
◯「ヨコハマハコいりムスメプロジェクト」(横浜市 2013〜2015)
港の見える丘公園に佇む、大佛次郎記念館。代表作「鞍馬天狗」がドラマや映画になり、1978年の開館から最初の10年間は来館者数が10万人を超えていました。
しかし、2012年度は1万5000人ほどに減少。若い世代の来館が減少していることから、若い世代自身に活性化のアイデアを考えてほしいと、ハナラボに声がかかりました。
11〜14名の女子大生が集まり、「大佛次郎スピリットを次世代に伝え、記念館が地域とつながり市民と協働する」のアイデアを提案し、下記の企画を実現しました。
・2013年度
*レンズで見つめるMy Town
*マリコン
*ねこ記者クラブ
*次郎学
・2014年度
*大佛食堂
*恋するヨコハマ
*ヒーローくらまさん
*MARI♥PURI
・2015年度
*オサラギジェンヌ
*本をならべてモザイクアート
*謎解きゲーム
◯Edit girls in Sakae
森に囲まれた、横浜市栄区。横浜よりも鎌倉に近い、自然豊かな地域です。栄のモノ・コト・ヒトの魅力を探し出して発信する、学生記者”Edit gilrs”を養成。栄区で活躍する5人の女性にインタビューし、ハナジョブで発信しました。
◯「未来のわたし キセカエプロジェクト」(滋賀県 2014)
滋賀県の大学生が「キャリアとライフの選択を考える、学生のための人生シミュレーションツール」を開発しましまた。
開発にあたっては、学生のみなさんがインタビューや企業訪問。体験を通じて自らのキャリアとライフの選択を考える、学生による学生のための「人生シミュレーションツール」を開発しました。
◯「旅するスクール」(塩尻市・山元町 2016〜2017)
旅するスクールとは、旅をしながら、ライティングとカメラを学ぶ、新しい学校です。東京と地方で、ライティングとカメラを学び、旅をしながらその地域の人を取材をしてきました。
*2016年度に第一弾を開催した本事業は、2017年度も8月と9月の2回開催され、ローカルメディア「塩尻耕人」に取材した記事を掲載しました。
*2017年度に宮城県山元町でも開催されました。11月と12月の2回開催され、フリーペーパー「やまもとりっぷ」を製作しました。
*2018年度に宮城県山元町でも開催されました。9月と10月の2回開催され、フリーペーパー「やまもとりっぷ」を製作しました。
*2019年度には宮城県山元町と愛媛県大洲市で開催されました。それぞれ2回開催され、フリーペーパー「やまもとりっぷ」と「オーズ・レディ・ゴー」を製作しました。
旅するスクール公式サイト:https://tabisuku.net/
塩尻耕人公式サイト:http://www.shiojiri-koujin.jp/
◯「塩尻ふるさと納税プロデュース」(塩尻市 2017)
ふるさと納税を通して、もっと塩尻に関心を持って、いつの間にか足を運んでいたり、より多くの人と塩尻の関係が生まれてほしい。そんな塩尻市の思いから今回の塩尻ふるさと納税プロデュース事業は生まれ、
ふるさと納税の返礼品(ワインなど)を皆さまにお届けする際に使う「箱」や、同封する「カード」といったパッケージを開発しました。そして、パッケージを通して、皆さまに少しずつ塩尻市に関心を持ってもらう仕掛けをつくっています。
◯「シェフが恋した塩尻野菜のスーププロジェクト(塩尻市 2018~2020)
女子学生が塩尻市とともに、塩尻市の新しいブランドとなる商品の企画から製造、販売マーケティングまでを行なったプロジェクトです。塩尻ではおいしい野菜がたくさん採れますが、その魅力を伝えられていない・・・そこで、塩尻の野菜をふんだんに使用した「シェフが恋した塩尻野菜のスープ」を開発しました。
春夏秋冬その時期にもっとも美味しい「旬の野菜」をスープにし、商品を通して塩尻の魅力を発信しています。そして、その陰には、女子学生の涙なしでは語れない努力もありました。
公式サイト:https://soup.hanalabs.net/