・在日コリアン青年にとってKEYがより一層必要な”居場所”となるべく、立地条件を活かしてリノベーションし、「ブックカフェ」を創設・運営する。
・ ブックカフェのコンセプトは下記の３つ。
①在日コリアン青年に役立つ、韓国朝鮮やマイノリティの人権にまつわる、本や雑誌、DVDが整理され、情報が得られる〈リソースセンター〉に。
②本にまつわるイベントや映画上映会、パネル展など、様々な形態のイベントに活用できる多目的スペースとし、会員の創造的な活動を生み出す〈プラットフォーム〉に。
③新規会員および日本の青年、他の市民運動グループによる利用も可能とし、KEYの様々な〈ネットワーク形成〉のツールに。

鶴橋の事務所をプロのデザイナー、大工さんにお願いし、自分たちも手伝いながらリノベーションしてもらい、ブックカフェをオープンしました。

韓国語・日本語の絵本、小説、朝鮮半島にまつわる本、在日コリアンの歴史や物語など、たくさん所蔵して
クラウドファンディングでは、小説家やミュージシャンも含む、多くの方からの支援をいただきました。さらに、たくさんの個人、団体のみなさまから書籍やCDの寄贈をいただき、所蔵1000冊を超えました。カテゴリーごとに分けて陳列したり、お勧め本展示もしています。

カフェでは自由に読書ができ、柚子茶などドリンクを飲んでまったりできます。ちぇっちゃり会員になれば、図書館のように本の貸出もしており、イベント開催もできます。

これまで上映会やトークショー、キムチづくり体験や、ボジャギワークショップ、ヨガ教室など多彩なイベントが実施されています。ルーツを超えて、文化を体験したり、歴史や社会問題を共に学んだり、新たな仲間を増やしたりする場になりつつあります。平日の利用はまだ少ないですが、駅前で時間があるとき、ふらっと立ち寄って本を読んだり借りたりしに来てくれる方もいます。週末でイベントがある日は、30人ほど来てくれることもあります。