あなたの寄付でコンゴ民主共和国における、国内避難民の妊婦・子供たちに医療を届けます
当団体「MABADILIKO」は2023年にコンゴ民主共和国(DRC)北キヴ州・GOMAにて設立されたローカルNPO組織です。一般社団法人MABADILIKOは現地の活動を日本国内にて広く啓蒙・サポートする役割を担っています。 長引く内紛によって国内避難民の数は増え続け、690万人にも上り(国連移住機関IOMが2023.10に発表)、国内最大の避難民キャンプが、ここGOMAに存在します。 避難キャンプで過酷な生活を送る、妊婦と5歳以下の子どもに焦点を当て、無償で医療を提供する活動を行っています。
MABADILIKOは文字通り、ゼロからのスタートでした。
長年、国際医療NGOのスタッフとして、様々な国で人道支援活動に携わってきた看護師・土井直恵と小児科医・Dr.Hilaire MUKOBELWA PATO。これまでの経験を生かし、「微力ながらも本当に困っている人の元に確実に届く支援活動がしたい」「自分たちが行動を起こすことで、様々な人を巻き込みながら社会を変えていきたい」そのような思いから、現地の他の医師らとの協力もと、2023年12月にローカルNPO組織・MABADILIKOを設立しました。
国内避難民(IDP・Internal displaced people)が生活する、国内最大のキャンプは北キヴ州に存在します。
私たちは北キヴ州の州都であるGoma市にベースを置くことを決めました。
ターゲットであるIDPの妊婦・子供たちのアクセスを考えると、当然、IDPキャンプの中に病院を開設し、そこで活動をすることが理想であります。しかし、MABADILIKOスタッフとベースとしての病院の安全面を考えると、なかなかそうはいきません。
自分たちの安全・病院の治安がしっかりと確保できるGoma市内において、まずは病院の運営を許可してもらえる適切な物件を探すことから活動は始まりました。
多数の物件巡りの末、病院に適した間取りの物件が見つかりました。この建物は地下に2つものバンカー(地下室)が備わっており、そこを検査室・分娩室とし、1階に診察室・検査室・手術室、入院のための病室を置くとするなど、構想がすぐにイメージできました。
問題は建物の状態が悪く、すぐにプロジェクトをスタートすることはできず、改修工事が必要であったということ。私たちは資金を出し合い、3月のMABADILIKOの活動開始へ向けて1月中旬より改修工事をスタートさせました。
改修工事を始めた当初の建物の状態は本当に良くなく、外装・内装問わず全面的な改修が必要でした。
床のタイルや水の配管、トイレの設置や電気の配線など、あらゆる分野の現地の職人さんに携わってもらい、工事が進められました。
最後は医師・看護師などのポジションを問わず、全スタッフが総出でペンキ塗りや清掃に勤しみました。
まさに、現地の人とスタッフが一丸となって作り上げることの出来た病院です。
完成した病院は本当に見違えるように綺麗な建物になりました。
現地の作業員さん達やMABADILIKOスタッフの手作業の結晶ともいえる、手作りの、思い入れの詰まった病院です。
これから沢山の人を癒やし、MABADILIKOという言葉の意味するとおり、小さくても社会に[change]を与えていける拠点になるにふさわしい、明るくて希望的な雰囲気があり、本当に嬉しく思っております。
これまでMABADILIKOを応援して下さった方々、お一人おひとりに、心より感謝申し上げます。