~摂食障害からの回復のために、手を取り合ってできること全てを~ 地域で摂食障害者とその家族を支援するための活動を行っています。当事者の方が安心して通える女性専用の就労継続支援B型事業所「プティパ」、通所が難しい方でも在宅で支援を受けられる訪問看護ステーション「らぐれーぬ」を運営しています。 その他にも、ご家族向けの「きょうと摂食障害家族教室」や支援者向け講習会、市民向け講演会も開催しています。
SEEDきょうとでは、当事者・家族への支援だけではなく、一般市民向けの講演や医療福祉関係者向けの講演会も行っています。地域で摂食障害者を支えていくためには、できるだけ多くの関係者や一般市民に摂食障害についての理解を深めてもらい、より幅広い支援体制を整えていくことが必要であると考えています。こうした理念のもとに、下記のような講演会・シンポジウムを定期的に開催しています。
【拒食・過食を乗り越えて(講演会・シンポジウム)】
SEEDきょうと発足前から年に1回の頻度で開催しています。当事者、家族、医療関係者および一般市民、誰でも参加可能なシンポジウムで、摂食障害に対する社会啓発を行うとともに、運営のための寄付や賛助会員を募るといった活動を行っています。しかしながら令和2年度はコロナウイルス感染症が拡大したため開催を取りやめ、下記の支援者向け講習会を開催しました。
・名称: 支援者オンライン講習会「摂食障害治療のカベ」 ~治療過程で起こる問題の多職種ディスカッション~
・開催日: 令和2年10月25日(日) 13:00~15:30
・場所: オンライン開催
・講演者: SEEDきょうとスタッフ
摂食障害の支援過程において起こりやすい様々な問題について、改めて考える機会を設けようと考え、架空症例「治療を拒否し、就学・就労するも低体重化し入退院を繰り返す神経性やせ症の一例」を用いた多職種ディスカッションを行いました。医師、看護師、心理士、栄養士、精神保健福祉士、スクールソーシャルワーカー、学校の教諭など様々な職種の方々にご参加いただき、大変有意義な講習会となりました。ご参加いただいた皆様からは、「架空症例に基づいたディスカッションは実際の治療場面をイメージしやすく良かったと思います」「多職種の方の支援が分かり、協働の大切さを改めて感じられました」などのご感想をいただきました。今後も、コロナウイルスの感染状況を見ながらとなりますが、継続して支援者講習会、市民講演会などを実施していく予定です。
「拒食・過食を乗り越えて・Part12」 ~当事者だからわかること/回復者だから伝えられること~ 講師:林利香先生
「拒食・過食を乗り越えて・Part11」 ~鈴木明子さんをお迎えして~ 講師:鈴木明子さん
「拒食・過食を乗り越えて・Part10」 ~「回復って、何なの?」~ 講師:武田綾先生
「拒食・過食を乗り越えて・Part9」 ~家族とともに歩むということ~ 講師:鈴木(堀田)眞理先生
「拒食・過食を乗り越えて・Part8」 ~ふれあいの回復のために~ 講師:香山雪彦先生
「拒食・過食を乗り越えて・Part7」 ~遠野なぎこさんをお迎えして~ 講師:遠野なぎこさん
「拒食・過食を乗り越えて・Part6」 ~当事者にできること~ 講師:中村このゆ先生、村田いづ実さん
「拒食・過食を乗り越えて・Part5」 ~家族・医療・地域の連携~ 高木洲一郎先生、浜中禎子先生、当事者のご家族の方
「拒食・過食を乗り越えて・Part4」 講師:切池信夫先生、和田良久先生、武田綾先生
「拒食・過食を乗り越えて・Part3」 講師:瀧井正人先生、地域活動支援センター「ミモザ」のスタッフの方