あなたの寄付で子ども達に安心のできる塾や自習室などの学習環境を届けています
学習意欲がありながらも一般的な有料塾を利用できない小・中学生のための、食事つき個別指導型無料塾「ステップアップ塾」と、食事つき無料自習室「STUDY CAMP」(西新宿&新江古田)を運営しています。早稲田、上智、お茶の水、東京大学等の学生がボランティア講師となって学習指導を行っています。 活動実績を日本ユネスコ協会連盟に認められ、外郭団体から協会に加盟した国内初のNPOです。
私たちの事業目的は、子ども達にとって安心のできる学習環境の提供・教育格差の解消です。
2008年の団体設立後、新宿区を中心に週に一度の食事つき個別指導型無料塾「ステップアップ塾」と、祝日を除く平日・週に5日実施している食事つきトレーラーハウス自習「STUDY CAMP」の二軸体制の教育支援をしています。
「他人からのお世話を素直に受けいれたい」子どもはステップアップ塾に、「そっとしておいて欲しい」子どもはSTUDY CAMPを勧めることで、それぞれの出席率を高め、離脱者を減らす工夫をしています。
活動を始めた動機は、私は幼少期に酒乱でDV癖のある父に苦しめられ、安心して食事のできない環境で育ちました。その経験から設立以来、食と学習意欲の相関性を訴え続けているため、食事つきの無料塾として草分け的な扱いを受けることが増えています。
「なぜ、図書館ではダメなの?」と公的な機関の利用などを提言されることもありますが、自分の経験で言えば父が家に帰って来て酒を飲み暴れ出すタイミングを思い返すと、20時で閉館を迎え食事の食べられるスペースのない図書館は、子どもたちの学習の場(逃げ場)としてあまり現実的ではないと感じています。
学習指導は教育社の通信教材「トレーニングペーパー」や森塾などで有名な「フォレスタ」、デジタル教材「Libry」などの協賛・提供を受けているため有料塾と同等の教材を扱うことが可能となっており、指導にあたる講師ボランティアも9割が現役の学生でシステム化されています。
早稲田大学や上智大学に関連サークルができたことから、同大学の学生が中心となって子どもたちの学習指導を行なっていますが、東京大学やお茶の水大学に代表される他大の学生参加も多く、2019年度現在、年間学生ボランティア講師の登録者数は100人を超える規模となりました。
近年では、活動の知見を活かし、トレーラーハウス型の食事付き無料自習室の運営を開始し、東京の西新宿・新江古田、群馬の高崎の3拠点となりました。今後は、①トレーラーハウス型②空家型③空きオフィス型に対応した自習室を全国に広める予定です。
・在籍生徒総数:230名
・総通常授業(学習指導)回数:464回
・総事業日数(課外授業・夏期講習等含む):306日
・都立高校進学者数: 11名
・私立高校進学者数: 5名
・数検準2級合格:小学校6年生
・英検3級:中学2年生、小学6年生
・英検4級:小学5年生
・ボランティア講師総数:350名(高校生、大学生、大学院生、社会人)
・高校進学を果たした元塾生が、講師として塾に参加:7名
・高校生時からボランティア講師として参加していた者が大学に入学し、大学生ボランティア講師として塾に参加:2名