あなたの寄付で海外の障がい者・障がい児に車いすが届けられます。
海外の障がい者・障がい児の自立を目的として、日本で使われなくなった車いすを集め、修理し、海外旅行へ行く旅行者に託し、発展途上国の障がい者・障がい児へと送る。また、車いすを送ることを通じて、国内の人たちへの福祉・ボランティアについての啓蒙活動を行う。
日本国内で使われなくなった車いすを提供してもらい、清掃と整備を行い、これを主に海外旅行をされる方にご協力いただき、手荷物として車いすを運んでもらい、発展途上国で生活する障がい者・障がい児など車いすを必要とする手渡す活動。
1998年5月の任意団体としての発足以来、現時点において、81ヵの国と地域に3004台の車いすを届けてまいりました。
このうち受け取り国上位5か国は、ベトナム(589)、タイ(388)、フィリピン(236)、カンボジア(131)、ネパール(130)となっており、東南アジア諸国が多いです。一方、数としてはアジア諸国よりは少数ではあるものの、ケニア(27)、ザンビア(25)、ブルキナファソ・マラウィ(各24)などアフリカ諸国や、エルサルバドル(57)、エクアドル(32)、ニカラグア(31)など中南米諸国にも運ばれています。
当会が重視する車いす提供の特徴は、(1)事前に受け取り側から提供を受けた利用者のデータ(身体的な特徴やサイズ、付属物の希望等)に合わせ、可能な限り整備・調整を行い、(2)整備・調整した車いすを海外へ行く旅行者が直接運ぶことにより、車いすを通じた人々のつながりの機会を構築してきた点にあります。この人と人の関係を大切にした活動が多方面から評価を受け、北海道内外の各種の賞を受賞してきました。最近では、『日本人および日本に在住する外国人の中から、市民社会に感動を与えた、あるいは市民社会の発展や幸せ・魅力作りに貢献した市民(個人もしくは団体)を1年単位で選び、顕彰する』シチズン・オブ・ザ・イヤーの2018年度国際貢献賞を受賞しました。
最近の活動実績は次の通りです。
2002年06月 第1回パートナーシップ大賞受賞(パートナーシップサポートセンター)
2007年11月 「日タイ障がい者フォーラム」をタイ・バンコクで開催(外務省)
2008年05月 「飛んでけ!車いす」の会設立10周年記念「手から手へ。 」出版
2009年06月 第1回「さっぽろ環境賞(循環型社会形成部門)市長賞受賞(札幌市より)
2010年07月 認定特定非営利活動法人に認定(期間2010年7月1日~2015年6月30日)
2011年08月 2,000台目の車いすがベトナムに運ばれる
2015年12月 読売福祉文化賞受賞
2017年01月 インドネシア・バリ島にて「車いす整備・修理」講座開催(JICA基金)
2017年11月 ネパール・カトマンズにて「車いす整備・修理」講座開催
2018年11月 JICA草の根協力事業『車いす整備・修理技術の移転 in Bali』(継続中)
2019年01月 シチズン時計より「シチズンオブザイヤー」賞を授与
2020年02月 3,000台目の車いすがベトナムに運ばれる(千歳ロータリークラブ様)