モザンビークのいのちをつなぐ会

あなたの寄付で最貧困国の中の貧困地、モザンビークの人たちのいのちをつなぎます。

  • local_offer国際協力
  • local_offer子どもの教育
  • local_offer社会教育推進

モザンビーク北部ペンバのスラム地区を中心に貧困層のQOLを向上する活動をスラム地区の青年有志とともに展開。現地はテロ攻撃と自然災害に襲われ、さらに生活が脆弱になっています。「今を生きる」から「未来に活きる」がコンセプトです。 ・教育活動:スラムの学び舎・寺子屋の運営 ・公衆衛生活動:ペンバ美化活動、井戸トイレの設置、こども公衆衛生教育 ・食育、農業活動:モリンガの栽培、欠食児童への配食、有機農業の実践 ・国際相互理解推進活動:日本国内、欧州での音楽と文化公演の実施

  • 8件
  • ¥4,310

【緊急支援】テロ紛争による被災者支援【避難施設・平和の家Casa de Paz】

事業の目的

モザンビークのいのちをつなぐ会の事務所があるカーボデルガド州では、日本企業も含めた外資企業によるアフリカ最大規模の天然ガス開発が進行しており、その拠点であるパルマが2017年10月に、イスラム過激派に攻撃されたことを皮切りに、2019年から攻撃が続発、激化しています。

これまで4000名以上が亡くなり、100万人以上が攻撃された村から逃れています。食糧難にあえいでいる人たちは115万人にものぼります。

当会事務所のあるペンバのビーチにも1日700名以上の避難民が押し寄せた時期もあり、避難民を受け入れているスラムの家族はひとつの家に30名から50名で暮らす家も増えています。


住民のほとんどが小規模農家で生計を立てている農村の暮らしが壊され、また作物が作れなくなったため、カーボデルガド州の首都ペンバでも食糧不足に陥り、それに加えて、ロシアのウクライナ侵攻により食料価格が高騰。食料価格だけでなく、建材価格なども高騰しています。


これまでモザンビークのいのちをつなぐ会では、テロ攻撃の被災地区の農村地区やペンバのスラム地区の住民に対して食糧支援、衣料支援、浄水器の配布等を当会の農村の協働団体とともに行ってきましたが、2020年1月に農村の協働団体の事務所もテログループに燃やされました。


現在も当会では、避難民に対して、食糧支援、衣料支援を行っていますが、2021年に2つの避難施設を設置しました。

1:ナンプラ州(ペンバから車で5,6時間)ナンプラ・ナミコポ地区に、ペンバから疎開する子どもたちのためにナンプラ寺子屋を開設。

2:カーボデルガド州ペンバ、ナティティ地区に、避難民の家・Casa de Paz(平和の家)を建築。


食料難が深刻化しており、スラムの人たちは避難民を自主的に受け入れて、1つの家に30-40人で生活している家も多いため、米や豆、油等の食料配布と、避難施設への水アクセスを可能にするための支援を行っています。


テロ紛争避難民の数が増加し、当会のペンバ寺子屋に相談に来る避難民の数が増加し、さらには避難民キャンプ(テント)で支援と引き換えに性的暴行を受け妊娠した女子も当会に相談に来る件数が増えているため、2022年に新たにエスパンサオン地区に避難民の家(平和の家Casa de Paz)を建築する計画を立てましたが、資金調達ができないため、2024年度の建築開始を目標に寄付を募ることにしました。


アフリカでは、モザンビーク北部だけでなく、資源開発が行われる土地でのテロ攻撃が続発しています。

その資源の多くは、日本も含む、先進国が使うものです。当会活動地のモザンビーク北部で算出予定の天然ガスの3分の1は日本企業が買い取る予定です。

日本のニュースでは取り上げられることは無いですが、罪もなき住民が多く殺され、家を焼かれ、路頭に迷っています。


皆様に少しでも、資源開発、テロ紛争問題を知っていただき、ご支援いただきたく、お願いいたします。


なお現地では、イスラム過激派がスラム地区にも混在していることがあり、軍と警察の過剰な取締りが厳しく、罪もなく拘束される自体が増えているため、当会スタッフ及び関係者による

人の往来がある場所での写真撮影はできる限り自粛しています。


これまでの活動

●食糧支援・・・552家庭に食糧配布

●浄水器支援・・・100基配布

●衣料支援・・・日本から届いた衣料を配布

●建材支援・・・適宜 現在まで30軒程度


●ナティティ平和の家の建設 では7部屋(各3-5名)が居住中

これまでの事業成果

●ペンバの子どもの避難施設 ナンプラ寺子屋の設置

●ペンバ避難民の家 Casa de Paz(平和の家)の建築

●ペンバのスラム地区の人たちへの食料配布

その他の事業