あなたの寄付でカンボジアの障がいのある子どもの「豊かな生きる」を支援する。
カンボジアなど発展途上国の貧困から生まれる「飢餓」「病気」などにより失われる子どもの命を一人でも救い、その子どもたちに「栄養のある食事」「清潔な住まい」そしてなにより「温かい大人の愛情」を与えることにより健やかに成長することを援助します。 また学校建設などの「教育支援」や自立に向けた「就労支援」も活動の一つとして取り組みます。このような過程を経て一人の自立した青年を育てることでカンボジアの発展に寄与することを目的とします。
カンボジアの村に住む障害のあるこどもいるご家庭に生活支援・訪問診療等を行い「豊かに生きる」を保障する。 教育・行政機関等に「障害理解」啓発活動を行い、障害のあるこどもを社会で支えるシステムを構築する。
①障がい児デイサービス
シェムリアップ孤児院センターの一室をお借りして支援してる障がいのある子ども達、そしてその保護者の皆様を対象としたデイサービスに取り組んでいます。
保護者の皆様にとっては訪問支援だけでなくデイサービスで他の保護者の方と知り合うことで育児の励みになっているようです。
②訪問支援及び訪問診療等
当法人の日本人スタッフが定期的に各障がい児(者)の家庭に訪問して、その都度、必要な食料を支援しながら利用者様の状態やご家庭の状況把握に努めています。
また、カンボジアの医師ライセンスを取得している奈良県奈良市にある喜多野診療所の喜多野院長のご協力により訪問診療を実施。健康状態を把握するとともに病気等の早期発見や必要なサポートを提供しています。必要に応じて、喜多野院長と現地スタッフと連携して、オンライン診療も行っています。
③特別支援教育等のサポート及び障害理解啓発活動
カンボジアでは障がい児(特に知的障がい)に対して「頭の悪い子」という認識が大人にまで浸透しており、適切な対応が出来ていない現状があります。
主に教育分野に関わる方々に「障がい」に対する考え方や理解度を啓発活動を通じて深めていただき、カンボジアに合った障がい児教育支援に取り組んでいきます。
対象:ワットボー小学校、シェムリアップ師範学校、スロラニュ小学校など
④相談支援(障がい特性等に関してのアドバイス)
「障がい」に対して、正しい知識がない為に、障がい児を育てることに不安を抱えているたくさんの保護者様に出会いました。
NPO法人スロラニュプロジェクトは各障がい児(者)の正しい知識や関わり方を家族様に伝え、適切な療育等が行われるように努めています。
※2023年11月からカンボジアで「障がい児者IDカード」登録制度が全国で運用が始まりました。
上記の情報を知らない方々に対して仕組みや制度を分かりやすく伝えていきます。
⑤生活支援(食料支援等)
カンボジアの村では子ども達に対して十分な栄養ある食事が提供出来ていないのが現状です。
特に障がいのある子ども達に対しては、障がいがあるがゆえに健常な体の子ども達より、生命を落としかねない深刻な問題となっています。
NPO法人スロラニュプロジェクトは障がい児(者)に対して定期的な食料支援に取り組んでいます。また貧困家庭には必要に応じてお米を支援させていただいています。
①運動会及び副教科教育支援
スロラニュ小学校校長先生に許可を得て不定期ではありますが、村の小学校の授業にはない音楽や美術、体育そして運動会や村では出来ないイベントを開催して、子ども達に楽しんでもらうように取り組んでいます。
②幼稚部支援
カンボジアの村では年齢が低い子どもは働き手として役に立たないことから、家にいるより学校に通っている方が良いとされている傾向にあります。
モンテッソーリ・デレクトレス国際免許を取得しているメンバーが現地在住の日本人保育士と連携を取り、子ども達に合った発達支援に取り組んでいます。
また幼稚部を担当する先生と、クラス運営がスムーズに取り組めるように一緒に考え、協力して支援に努めます。
③やさしい授業
スロラニュ小学校校長先生に許可を得て、日本で小学校教諭の経験のあるメンバーが子ども達の学力に合った分かりやすい指導方法をスロラニュ小学校の先生と一緒に考え、学力向上に取り組んでいます。
子ども達、一人ひとりに寄り添い、学習の仕方を伝えることで学ぶ喜びを感じ、授業に集中して取り組めるように努めています。
必要物品支給
シェムリアップ孤児院センターに入所している子ども達に対して必要な衣類や日用品を定期的に支援しています。
また就労支援の一助として日本で使わなくなったパソコンを回収して寄贈しています。
食料支援
シェムリアップ孤児院センターの子ども達の食事は政府の援助だけでは子ども達に十分な食事提供が出来ないことから、毎月食事の一部ではありますが支援を行っています。
世話人の給料支給
当団体がシェムリアップ孤児院センターに依頼して障がいのある子どもが入所したことにより、障がい児のお世話をするスタッフが追加で配属されることとなりました。州から障がい児支援の費用は出ないことから、現在も障がいのある子ども達の生活支援の為、毎月、世話人の給料を負担しています。
①シェムリアップ師範学校
小学校教諭となる師範学校の学生達に対して、救急救命講習を行い、将来、子どもを守る立場の大人として基礎的な救急救命の知識と技術を学んでいただいています。
②シェムリアップ孤児院センター(命の授業)
年長の子ども達を対象に救急救命講習を行っています。講習を通じて怪我や病気等に対して現地でも出来る応急処置を学び、日常生活場面で活用できるように取り組むとともに「命」の大切さを感じてもらえるように努めています。
また年長の子どもを指導することで将来、その子ども達が年下の子ども達に救急救命を伝えることが出来るよう、指導に心がけています。
①スロラニュ小学校
2014年2月からスロラニュプロジェクトの支援活動に参加。当初からスロラニュ小学校の子ども達の歯を見守り続け、現地に合った歯磨き啓発活動に努めています。
現在はイラストやパペットを用いて歯磨きの大切さを子ども達に伝え、染色液を塗った歯を手鏡で確認しながら歯を磨くスタイルで歯磨き定着に取り組んでいます。
②シェムリアップ師範学校
小学校教諭となる師範学校の学生達に対して、将来配属された小学校で子ども達に歯磨き啓発が取り組めるよう、師範学校内の付属小学校の協力のもと小学1年生の生徒達に対して歯科支援の基礎的な工程に取り組んでもらっています。
日本人歯科医師指導のもと師範学校の学生達が小学生の歯を見たり、ブラッシングの介助をすることで実際の教育現場に合った支援に心がけています。
私たちの目標は、発展途上国(主にカンボジア)の障がい児や子どもの支援に留まるものではなく、究極の目的は『平和』です。
それは、人は幼少期に大人の愛情をいっぱい与えられたなら、その子どもは心が満たされ基本的な愛情が備わります。愛情が備わった子どもは「優しく」「思いやりのある」人に育っていきます。そして思いやりのある人間は絶対に争いを起こそうとは考えません。そこに必要なのは「教育」です。物事を正しく考えられる人になる為には、どんな子どもにも教育を受ける権利を保障しなければならないと考えます。
発展途上国の子どもの命を守り、教育を保障し就労に繋げることで心身ともに健全なそして、自立した大人に成長し、世界の発展に繋がっていくことを目的として支援を行います。
また国外への支援だけでなく、人と人との関係性が希薄となっている日本の高齢者や障がい者、そして子ども達が発展途上国の子ども達への支援を通じて「生き甲斐」「充実感」「人と人の絆」を感じられるような活動を行い、微力ながら人々が元気になれる社会を目指したいと思います。