はぐくみ共同体nalba

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子ども第三の居場所として活動している「自学自炊コミュニティnalba」は、New Active Learning Based on Agricultureの略で、子どもたちが主体的に学び、食を通して心身の健康と「食べていく力」を身につけることを目指しています。「食」をつくる側に回ることで、目に見えない作り手の努力と命ある食への敬意をはぐくみ、他者と共に食す楽しさを伝えています。成るべきものに「成る場」、成るように「成る場」として、子どもも大人も持って生まれた生きる力を発揮できるような場を目指しています。

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私たちのビジョン

誰もがもって生まれた「生きる力」を育む場nalba(ナルバ)は、食と農と子育てのコミュニティです。子どもを中心に大人も共に学び合い、育ち合い、成るべきものに「成る場」(ナルバ)を目指しています。

私たちの取り組む課題

生物としての人間は、群れを成して食を確保し、火を囲んで一緒に調理し、分かち合って食べることで生き延びてきました。

しかし近年は、核家族化と極端な分業で、「食と農と子育て」は、割に合わない仕事として見下され、食料自給率も出生率も下がる一方です。

子どもたちの外遊びの場だった道路が、車社会によって危険な場となり、自由に行き来して助け合える地域コミュニティは崩壊してしまいました。

子どもたちは、子ども同士で自由に遊べる場を失い、子育ては母親の重荷となってのしかかり、とても苦しいものとなっています。

家族という小さな群れの中で、本来なら力を合わせて担うべき家事が子どもから免除され、子どもたちは塾や習い事、ゲームに時間を取られ家事力を身につける余裕がありません。

料理や掃除という、日々の暮らしに必須の地味なスキルは、関係性が近すぎる親子間では伝承が難しく、親でも教師でもない大人が、子どもたちと楽しく一緒に取り組むことで、「楽しいこと」として子どもたちに身につけてもらえます。

子どもたちが暮らしに必要な役割を担えば、仕事と育児で疲れた母親父親の力になれます。


食べることは生きること。

一緒に食べることは、一緒に生きること。

一緒に食事をつくり一緒に食卓を囲むと、子ども同士の関係性はとても親しいものになり、子どもたちは多様な個性の他者と楽しく過ごす力を発揮してくれます。

他者と共にいる力、他者と一緒にいる方が楽しいと思える共同体感覚を養い、子ども同士が啓発しあって互いの可能性を引き出しあえる場が子どもたちには必要です。

家でも学校でも塾でもない「子ども第三の居場所」である「自学自炊コミュニティnalba」では、「食」を大切に、子ども同士が自由に遊び、主体的に学び、より良く生きることを選択し続ける力を養いたいと思っています。


なぜこの課題に取り組むのか

「食と農と子育て」という「いのちをはぐくむ仕事」には、他者から奪わず他者と分かち合うプライスレスな価値があります。

命あるものが食べものになってくれる農畜産業の現場に学び、心身の健康を支える食事をつくり、美味しい食卓を仲間と一緒に囲むこと。

興味関心から学びを深める「自学力」を培うこと。

他者と共にいる力、チームを組んで協働する力を身につけ、自分と他者が共に成長する豊かな関係性を築くこと。

子どもならではの感性で勉強会や祭りに参加したり企画運営したりし、無限大の自分の可能性にチャレンジしてみること。

それらの活動を通して、子どもたちには「生きる」こと、「暮らす」ことを豊かなものにしていく力をはぐくんでほしい。

暮らしていくことに必要な家事や食事を他者に依存してお金で買うのではなく、自らが当たり前に担える自炊力を身につけること、他者と共に互いの力を引き出しあい学び合える「自学力」をもつこととが真の自立だと思うのです。

そんな力を持った子たちは、家族を持つ力、協働してより良いものを創り上げる力を発揮し、素晴らしい社会の担い手になってくれると思います。




団体名
はぐくみ共同体nalba
住所
〒606-0815
京都府京都市左京区下鴨膳部町6-25
代表者名
楠本貞愛
電話番号
0757216002
公式ホームページ
https://www.nalba.nanzan-net.com/