あなたの寄付で子ども達が心に従って「自らつかみにいく学び」が実現していきます!
帯広サドベリーの風は「新しい学び方」を追究します。そこには画一教育ではない、子ども達自身が「教育をデザインする」環境があります。与えられる学びではなく、自ら「つかみにいく学び」を大切にします。 『~学びはいつも遊びの先に~』自然豊かな帯広の街をキャンパスとして、心も体も元気になるような教育活動を目指して2022年4月に開校しました。
~学びはいつも遊びの先に~ たった一度の子ども時代 自分で「教育をデザイン」できたらどんな大人になるでしょう? 十勝の広い空の下 四季を感じながら心に従って探究するオルタナティブスクールです。
帯広サドベリーの風が最も重要視しているのが「安心と安全」です。居心地の良い空間で心がリラックスできて「ここは安心だ」と心から思ってもらえるように努めます。教育機関においてはこれが簡単そうで一番難しい部分です。
次に子ども達には「自分の教育をデザインする力」をつけてもらいたいと思っています。根底にあるのは「学ぶ意欲」。誰かに言われた・やらされたではなく、心の声に耳を傾け、「自分で感じて、考えて、決めて、行動していく」時間を生み出します。時には周りの人に相談したり手伝ってもらうこともあると思います。しかし、それらも原則、子ども達による発信です。周りの大人はちょっと大変ですが見守る忍耐力が必要です。「自ら達成する充実感」それがこの学校の特長だと思っています。
私は20年間、北海道の公立小学校教員でした。
日本の教育システムは非常によく考えられていて、幅広く効率的に沢山の事を学べる環境が整っています。特に、子どもの発達段階に合わせた教育課程はきめ細かく、教職員は子ども達の学力が定着するように、学校を楽しめるようにと様々な工夫をしながら努力しています。
しかし、そんな素晴らしい環境の中でも私は常に多くの課題を抱えていました。
例えば…
・子どもが評価する・されることが常態化している。
・比較が常態化した環境の中で、子ども達の自己肯定感が低下してしまう。
・子ども達が授業に対して受け身の姿勢になってしまう傾向がある。
・(カリキュラムが決まっているため)追求型の学びに費やす時間を十分に確保できない。
・同学年同士のつながりが強い反面、他学年との関わりが希薄になってしまう。
・やらされる感が否めない。
・個性の強い子ども達は周囲に我慢を強いられる場面が多くなってしまう。等々。
どうすれば、本当の意味で子ども達にとって魅力的で幸福感が得られる場を提供できるのか?
私の信念として「学校はハッピーな場所であるべき」という思いがあります。しかし、自分自身が年々息苦しさを感じてきたこと、子ども達にも生きずらさを感じる子が思いのほか多いこと、そして苦楽を共にしてきた先生方もしんどそうにしている様子を見ると、これは、ちょっとしたことでは解決できない大きな課題が潜んでいるのではないかと思うようになりました。