あなたの寄付で高校演劇部・中学演劇部の生徒向けに、「高校生裏方ワークショップ」を開催します。
高校・中学演劇部の生徒を対象に、裏方技術を通した表現力向上をサポートするワークショップをおこなっている団体です。
高校中学演劇部の生徒向けに「高校生裏方ワークショップ」を開催しています。演劇の中でも裏方ワーク(大道具や照明、音響)にフォーカスし、演劇活動を通して子どものコミュニケーション能力育成を目指しています。
演劇部に所属する子どもたちは、演劇活動をしながら様々な他の生徒・大人と交流を行い、コミュニケーション能力を身につけていきます。
しかし学校の演劇教育現場には、残念ながら「演技指導」はできても、演劇部活動を通した本質的なコミュニケーションにまで踏み込んで指導できる教員は多くありません。
そこで、学校教育から一歩離れた場所で、プロの演劇裏方スタッフを中心とした当会メンバーが、新しい演劇裏方教育プログラムを提供しています。
このワークショップは過去10年以上継続しており、高校・中学演劇部の教員からも好評をいただいています。
高校生裏方ワークショップでは、ひとつの学校の生徒だけでなく、たくさんの学校やさまざまな学年の生徒がひとつの場に集います。そしてみんなでひとつの演劇を一緒につくりあげます。
生徒は、このワークショップの中で、普段は交流をする機会がない他校や他学年の生徒とコミュニケーションをとることになります。すると面白いことに、生徒たちにはさまざまな化学反応が起こります。
例えば、引っ込み思案だった生徒が、いつのまにか自発的なコミュニケーションがとれるようになることがあります。
例えば、自己中心的な言動をしていた生徒が、周囲の意見を聞けるようになることがあります。
これは、プログラムの中で、どんな生徒であっても自発的に周囲と協調してコミュニケーションをとれるよう、様々な創意工夫を仕掛けている点が大きな特徴としてあるからだと自負しています。
最近は、ワークショップの時間割を考えるなかで、演劇専門家だけでなく教育心理学の専門家も参加してもらい、教育的効果がより一層深まるよう、プログラムを開発しています。
生徒たちは、「演劇の勉強をしたい」「演劇が好き」「裏方の技術を身につけたい」という理由でこのワークショップへの参加を応募をしてきますが、直接的な演劇づくりの楽しさを伝えることに加え、生徒の生きる力をはぐくむことができるのが、私たちの強みであり、やりがいでもあるのです。