ケア・インターナショナル ジャパン

あなたの寄付でアジア・アフリカの女性や女の子たちの自立を支援することができます。

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CAREは、1945年から100カ国以上で人道支援活動を実施してきた世界最大級の国際協力NGOです。主にアジアやアフリカにおいて、災害時の人道支援を行うとともに、「女性や女子」に焦点をあてた活動を通して、最も困難な状況にある人々の自立を支援しています。

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タイ 理数系教育を通じたリーダーシップ育成事業(第2期)

事業の目的

ー企業と連携して社会性と自律性の高い人材を育成する ー


事業の背景:

タイ政府は、今後の経済・社会の発展に向けて産業人材の育成を課題としています。特に、高校進学において職業教育課程に進む生徒数の増加を促進するとともに、中学・高校における職業活動を積極的に推進しています。一方で、多くの学校では、十分な予算がなく、職業活動に関する知識や技術を有する教師も不足していることから、これらの実現が困難な状況です。


このような脆弱な生活基盤に加え、事業対象地の男性農民と女性農民の生産性には31%とりわけ、カンボジア等からの移民の子どもたちの学習環境は厳しく、中学・高校を卒業した後の職業選択も非常に限定され、貧困に陥りやすいことが指摘されています。中学・高校在学中に、社会人としての人生を歩むために必要なリーダーシップやマーケティングスキル、そしてライフスキルなどを身につける機会が求められています。


*「STEM(ステム)」とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字をとった言葉。

これまでの活動

男女の区別なく青少年のリーダーシップ、職業的技能や社会で生きていく力を高めることで、青少年の将来の学業および職業機会を広げることを目指します。


上記の成果を出すために、次の活動を実施します。


1. 青少年(特に女子)を対象とした研修と職業活動の実施:

新規8校の中学・高校生1,200人を対象に、リーダーシップ研修(ジェンダー研修やチームビルディングを含む)をはじめ、理数系教育の強化、キャリア教育(職業についての基本的な知識と技能の習得)、小規模ビジネス起業研修などを実施します。

また、第1期の支援校8校から、中心的に活動に関わった生徒400人を対象にフォローアップ研修を実施するとともに、第1期と第2期の生徒合同での活動等を行うことで、相互の学びを促進します。


2. 教師を対象とする研修の実施

上記の活動を教師が推進できるように対象校の教師120人を対象に、養成者訓練(TOT:Training of Trainers)を実施します。また、第1期の支援校と第2期の新規支援校との相互訪問を行うことで、学校を超えた教員間のネットワークを構築します。

これまでの事業成果

2019年度の活動成果:

426人   青少年を対象としたリーダーシップ研修に参加した生徒の数(うち女子生徒275人)

63グループ 校内で発足した小規模ビジネスのグループの数

37人    研修を受けた教員の数


2年次にあたる本年度は、1)青少年(特に女子)を対象とした研修とワークショップ、2)教員への研修、3)地域社会との連携強化を行いました。1)については、ユース・リーダーシップ・キャンプや小規模ビジネス起業に向けたマーケティング研修等を実施。実際に、食品、農産物、土産物など多岐にわたる商品が生まれ、販売されました。また、女子生徒の発言が増え、より科学技術に関心を持つ生徒が現れました。2)については、生徒中心で計画・実施・評価する指導方法の研修を通じて、教員が生徒の自主性を重んじるようになりました。3)については、新たに日産の工場があるサムットプラカーン県の2校が対象校として追加され、現地の日産社員や関係者の関与が促進されました。課題としては、担当教員の他校への異動の際、引き継ぎが十分になされなかったケースが散見されたことです。起業体験活 動の持続性をより高めるためにも、後任への適切な引き継ぎが行えるようマニュアルの整備を 急ぐとともに、教師間の連携強化を図っていきます。

その他の事業