あなたの寄付で生活・医療困難にあるミャンマーの人々の命を守ります。
2021年2月の軍事クーデター後、ミャンマーは深刻な医療崩壊に陥りました。特に、軍との武力衝突が続く地域で活動する医療者からは「負傷者の治療のための医薬品が足りない」という悲痛な訴えが届きます。また糖尿病など慢性疾患を抱えながらジャングルで暮らす避難民の方々への対応も喫緊の課題です。 「がんばれミャンマー!応援情報チーム」は2021年3月、ミャンマー在住の日本人医療者を中心に結成。日本の方々から寄付を頂き、現地のパートナー医師らと話し合いを重ねながら、ニーズに応じた支援をミャンマー全土に届けています。
「死ぬのは怖い。でも希望のない未来を生きるのはもっと怖い」 クーデターを起こした軍に抵抗し、命がけの民主化運動が続くミャンマー。私達は一人でも多くの人々の命が救われるよう、医療支援を続けています。
私たちは、ミャンマー在住の日本人医療者を中心として結成された、ミャンマーの医療を支援する日本人有志のチームです。2021年2月に軍事クーデターが起きたミャンマーで、軍の弾圧を受け負傷した人や、医療崩壊のために治療を受けられない人々に、医療支援を届けています。
具体的には、日本の方々から寄付をいただき、医薬品・医療器具・手術費用・衛生用品などをミャンマー各地に支援しています。刻々と変わる状況下でタイムリーな支援を行うため、現地で活動する民主派のミャンマー人医師たちと緊密に連携し、そのときに最も必要な支援を届けられるよう努力しています。
※ 2021年3月にはじめて寄付をお願いしてから、1年間で約800万円分の支援を現地の医療者や避難民等に届けることができました。皆様のご協力に心よりお礼を申し上げます。
2021年2月1日の軍事クーデター以降、ミャンマーは医療崩壊に陥りました。
多くの医療者たちはなんとか軍政を覆そうと、市民的不服従運動(CDM)の一環として、病院を去りました。「医療が止まれば、国が大変なことになる。軍は譲歩せざるをえなくなる」と思ったからです。
しかし軍は、譲歩するどころか、医療者を襲撃したり逮捕したりし始めます。医療者は身を隠さざるを得なくなりました。
それでも医療者たちは、今も軍の目をかいくぐり、デモの弾圧や軍との戦闘で負傷した若者たちの治療や、応急処置のトレーニングなどを続けています。都市部で大学に通っていた医学生や看護学生も、軍政下の学校を離れて国境地帯に向かい、負傷者の治療などに身を投じています。
もちろんお給料などはありません。むしろこうした活動をすることは、軍に拘束されたり殺されたりするリスクを常にはらんでいます。
それでも、軍政から未来を取り戻そうとする人々をひとりでも多く救うために、命がけで闘いつづけているのです。
クーデターから1ヶ月ほど経った頃から、いてもたってもいられず、現地の医師たちとネットワークをつくり、どんな支援ができるか話し合いを始めました。そして、自分たちだけでは力不足だと感じ、日本の皆さんに寄付を呼びかけようと決めました。
すると、私たちの期待以上に多くの方が心を寄せてくださいました。
そのことに、私たちはもちろん、ミャンマー人医療者たちも、どれほど励まされたことか!
これまでに、ミャンマー人のパートナー医師たちを通じて、以下のような支援が実現しました。
(1)緊急医療支援
・ミャンマー各地の医療チームへ、医療物資・医薬品の送付
・負傷者の手術費用・搬送費用の支援
・応急処置トレーニング(救急キットの購入含む)
・新型コロナウィルス感染症の無料診療サポート
(2)貧困層への医療支援
・CDM医療者による診療の支援
・国内避難民への衛生キット等の配布
・国内避難民キャンプに、分娩室の立ち上げ
・農村部のモバイル診療支援
(3)CDMer支援
・CDM参加者への生活支援
ミャンマー人の名もなき医療者たち、そしてミャンマーの人々の命を、一人でも多く救いたい。人々が諦めずに軍政への抵抗を続ける限り、私たちも支援を続けていきたいと思っています。なぜなら、この支援は単に金銭的なサポートであると同時に「日本から支援してくれる人がいる」という希望の光として、現地に届いているからです。
正直なところ、クーデターから1年以上が経ち、このチームへの支援もどんどん減ってきています。いただいた寄付は、大切に大切に使ってきましたが、このままだとあと数ヶ月で、支援が続けられなくなってしまいます。
少額でもミャンマーでは大きな力になります。どうか、皆さまのご支援をお願いいたします。