NPOと市民の間に心の通った寄付文化を創造する

NPOに「お金」を理由で夢を諦めてほしくない

これまで200件以上のNPO経営の相談に乗ってきた中で、NPO経営者の方が共通しておっしゃられることがありました。それは「もう少しお金があれば…。」今、目の前で起きている社会の問題に関わっているNPOの皆さんが、口を揃えてお金の問題を抱えていることに、私たちは課題意識を持っています。

NPO法人GIftは、NPOの皆さんが抱えるお金の悩みを「寄付の力」で解決している団体です。

▼1日10円の社会貢献プロジェクト開始（人と人とのつながりを大切にする恩送り）

月額寄付で、Giftの活動を応援してください。

私たちは、Giftが循環する国境なき町内会を目指します。

人々の想いをGiftにして送ることで、この社会の課題が少しでも解消するよう、NPOなどの非営利組織の経営面でのサポートを行います。

▼「寄付してよかった」という喜びを知る

私たちは創業当初、NPOの資金調達のために、募金箱の設置回収を代行する事業を実施していました。コンビニや飲食店にご協力いただき、一定期間募金箱を設置し、後日、回収に上がっていました。夏の暑い日は額に汗を流しながら、冬の寒い日はお金を数える手が悴みながら回収にしていたことを覚えています。そんな中、事業を続けられたのはお店の人や寄付をしてくれたお客さんが喜んでくれていたからでした。

▼喜びの秘訣

「なんで寄付をした人が喜んでいるの？」と疑問をお持ちかもしれません。喜んでもらえたのは私たちが以下の3つのコミュニケーションを大切にしていたからでした。

１、募金箱の設置の背景にある目的と期間を伝える

２、募金箱のお金が何に使われているのかを伝える

３、回収の日以外に、紙媒体でプロジェクトの進捗を伝える。

どれもあまり通常の募金箱では、みられない活動かもしれません。目標金額と今の達成状況なども紙媒体で報告を続けていました。そうしているとお店の人も寄付が集まっている達成感を感じるようになり、私たち、お店の人、お客さん、NPOがまるで一つのチームになっているかのようでした。

募金箱の設置・回収や報告を継続するのはお金の面、時間の面で困難でした。しかし、私たちは募金箱事業での経験と合わせて、NPOのお金に関する相談を受けてきました。なので、寄付を集めるNPOがよりよく寄付を集められるようなサポートを提供することで、募金箱事業で感じていた「寄付する喜び」をより効果的に広げていけると考えました。NPO経営者の皆さんに体系的に学んでいただくプログラムである『F,Lab』を立ち上げ、実施しています。

▼NPOファイナンスの通信教育プログラム『F,Lab』

私たちの活動のMissionは「NPOと共にGiftの循環を広げる」こと。「NPOが寄付を受け取ること」⇨「団体の活動を受ける当事者の人々が幸せになる」⇨「寄付者が喜びを感じる」と、三方よしのNPO経営を広げることです。そして、『F,Lab』はそのNPO経営を実現することをサポートするための体系的なトレーニングを提供するプログラムです。

『F,Lab』は動画コンテンツ / ホームワーク / トレーニング / 個別相談という４つのアプローチで学習機会を提供しています。動画コンテンツは会計と寄付の集め方に関する知識をインプットするための講座を動画にしたものです。ホームワークでは、動画の中でお伝えした方法論に基づいて経営計画や資金調達計画を立てるものです。

トレーニングは実際に声をかけるための練習を行います。優秀な営業マンはお客様に声をかけるための練習を行い、振り返りますが、私たちNPOにはあまりその習慣がありません。トレーニングを通じて「知っている」から「できる」状態になっていただきます。最後の個別相談では、それぞれの団体の課題解決に向けたお悩みをお聞きし、解決策を一緒に考えていきます。