あなたの寄付で障がいをもつ人たちの第二の実家をつくり、「親なき後」問題を解決します!
兵庫県姫路市で障がいをもつ人たちが暮らす「第二の実家」グループホームを運営しています。この世界の誰一人取り残されることなく受け入れられるあたたかな場所があることが、私たちの願いです。特に「親なき後」を不安に思う人たちのために、第二の実家のような存在となって、入所者さんの心と生活の安定を支えています。庭にはお花を植え、家の中にも切り花や観葉植物を絶やさないなど、「生きている家」の雰囲気を大切にしています。ごはんも毎食スタッフによる手作りであたたかくおいしい食事を提供しています。
【私たちはここに「誰もがその人らしくありのままで安心できる場所」を作っていきます】~色えんぴつの色がいろいろあるように、一人ひとりの違いが大切にされ、個性が重なり合って創り上げる豊かな調和の世界~
すべてのお母さん、お父さんに安心してほしい。これが私たちの願いです。
「親なき後問題」とは、親の高齢化などに伴いケアが出来なくなった後や死後に障がいを持った子のケアを誰がするのか、という問題です。
日本の社会福祉制度は「家族」という存在が役割を大きく担うことが前提となって設計されています。
家族の中でも特に「親」はケアの役割を担うことが制度面や文化面からも期待され、社会福祉制度の本来の理想である「ケアの社会的分業」はまだ現実になっていません。
そのために、障がいをもつ人自身とケアする親の高齢化に伴う「親なき後」問題は重要な社会課題であり、そのご家族にとっては大きな不安を伴う問題でもあります。
厚生労働省の調査によると、在宅の知的障がい者のうち 64% が親と同居しており、身体障がい者や精神障がい者と比較して高い割合となっています。 特に 65歳未満 の知的障がい者では、 92% が親と同居しているとの報告があります。
「親なき後問題」については、様々な研究が実施されていますが、例えば岡崎市社会福祉協議会によると、障がいのある子どもを持つ家庭のうち、95.3%が親なき後の生活に不安を抱えていると報告されています。
また、重度知的障がい者の親が「親なき後」の頼れる候補として一番考えうる施設の不足は、全国的に深刻な課題となっています。
NHKと専門家が全国の自治体を対象に行った調査によると、以下のような実態が明らかになっています。
・入所施設の利用を希望しながら待機状態にある人:少なくとも延べ20,309人
・グループホームの利用を希望しながら待機状態にある人:少なくとも延べ1,910人
これらの待機者のうち、7割以上が知的障がい者であり、特に重度の知的障がい者が利用できる住まいの不足が深刻です。
私たちは、障がい者の家族と支援者とがこの問題に取り組むべく立ち上げたNPOです。
立ち上げメンバー自身が、「親なき後」問題に直面し、この問題をなんとかしなくてはいけないとグループホームを作りました。
上記にあげたような社会情勢の中、わたしたちは「施設」や「寮」ではなく、「家」の雰囲気でグループホームを運営します。
言うなれば、入所者さんの第二の実家としての存在となって、入所者さんの心と生活の安定を支えていきます。
その生活の中で、一人暮らしを考える方も現れるでしょう。
そんなとき、わたしたちのグループホームがその方の心の実家としての役割を務め、一人暮らしへのサポートします。
私たちは、グループホーム運営をすることで、「親なき後問題」の社会課題解決に取り組んでいきます。