あなたの寄付で鳥とともにある社会を目指して
鳥類を始め野生生物とそれを取り巻く自然環境を保全するため活動しています。鳥類保護ではシマフクロウや奄美大島に生息する鳥類、コアジサシなどの希少鳥類の保全や調査・研究、猛禽類保護のための国際協力事業を実施。普及啓発では愛鳥週間を設け、全国野鳥保護のつどいや愛鳥週間用ポスター原画コンクール、小中高生を対象とした全国野生生物保護活動発表大会を実施するほか、放置された釣り糸による鳥への被害防止活動、緑地空間を野鳥に提供してもらうバードピア活動等を実施し、自然と人が共生する社会づくりへの貢献を目指しています。
鳥たちとそれを取り巻く自然環境を守り、鳥たちと共存、そして共生していくため、「Leave No Birds Behind!」をスローガンに、全ての鳥たちを未来につなげていくことを目指し活動しています。
私たちは、鳥類をはじめとする野生生物とそれを取り巻く自然環境を守ることを目的として、鳥類に関する普及啓発活動、調査・研究活動、国際協力事業の3つを柱に活動を行っています。
普及啓発活動では、愛鳥週間用ポスター原画コンクールや全国野生生物保護活動発表大会、巣箱架け事業を通じて子供たちへの環境教育に力を入れています。また、当連盟は愛鳥週間(5月10~16日)を設けた団体であり、愛鳥週間行事として全国野鳥保護のつどいを行っているほか、野生生物保護功労者表彰、放置された釣り糸による鳥への被害防止活動、緑地空間を鳥たちに提供してもらうバードピア活動、誤って保護されるのを防ぐための「ヒナを拾わないで!!」キャンペーンなど、多岐に渡る活動を通じて鳥類やそれを取り巻く自然環境の大切さについて普及啓発を行っています。
調査・研究では、シマフクロウやコアジサシ、奄美大島に生息する希少鳥類など、私たちがすぐに手を差し伸べなければならない鳥類について、保全のための調査・研究を行っているほか、ワカケホンセイインコなどの外来鳥類について調査し、都市部に生息する外来鳥類とどう向き合っていくべきなのかについて提案しています。
国際協力事業では、渡り性の猛禽類であるサシバやアカハラダカなどの希少鳥類を保全するため、フィリピンにおいて調査や植樹、密猟防止のための普及啓発活動を行っているほか、中古双眼鏡の寄贈など、日本とフィリピンをつなぐ役割を担っています。このほかにもサシバサミットへの協力や、中国やオーストラリア、ネパール、リトアニアなど、色々な国々と共同し、鳥類保護のために取り組んでいます。
鳥類やそれを取り巻く自然を守り、自然と人が共生する社会づくりに貢献したい。それが一番の理由です。しかし、それは簡単なことではありません。国土が狭く、人口も密集している日本では、同じ空間で人間と鳥たちが共存していく必要があります。そして永続的に良い関係を保っていくためには、共存に留まらず、お互いが支えあう共生を目指していく必要があります。それには鳥たちや自然の大切さを伝え、人々に共生することの意義を理解してもらわなければなりません。私たちは、そのために子供たちへの環境教育に力を入れています。自然と共生していくことの大切さを学んだ子供たちが大人になり、彼らがまた子供たちへ伝えていく。そうしてつながっていくことで、鳥たちや自然環境に明るい未来が待っていると信じているからです。
そうした長期的な普及啓発活動に加え、今現在絶滅の危機に瀕している鳥たちの保護活動も行っています。このような鳥たちには、今手を差し伸べてあげなければ彼らを救うことはできません。そのため、私たちは調査・研究を通じて保護活動にも取り組んでいます。また、鳥たちとの共生を目指す社会では、人間が持ち込んだ外来鳥類の問題についても、きちんと向き合って考えなければいけません。共存できるのか、駆除に至るのか、それもきちんと調査したうえで判断すべきことと考え、活動に取り組んでいます。
鳥たちの中には季節によって移動する渡り鳥がいます。渡り鳥には国境はなく、自由に行き来をしています。そのため、日本の外で環境破壊や密猟などを受けていたら、渡り鳥は減少していくでしょう。つまり日本の中だけを守っていても、渡り鳥を守ることはできないのです。当連盟では、国境を越えて移動をする渡り鳥を守っていくため、国際協力事業にも力を入れ、活動に取り組んでいます。