渡り鳥観察がきっかけで武蔵野市と極東ロシア・ハバロフスク市の交流が発展した団体です。2024年からはロシア隣国のモンゴルにおける植林活動も始めました。 全人類の課題である地球環境問題を市民一人ひとりの問題として考えるきっかけや国際交流の重要性に気づいて貰える事業を展開し、「木を植えよう!」という気持ちを育んでいきたいと考えています。
植林活動は環境活動のかなめとして世界の国々で努力するようになっていますが、当協会は国際交流団体として実施国の市民の皆さんと一緒に実行することをモットーに「木を植えよう!」という心を育んでいきます。
現在残念ながら、これまで実施してきたロシアにおける活動は国際情勢により実施できない状況です。
そんな時に、モンゴル国のフレルスフ大統領が国連総会で「気候変動、砂漠化防止対策に最適な方法は植林である」と強調し<10億本の全国植樹運動>を開始し、現地の環境団体が協力して貰える団体を探しているという声が届きました。
モンゴルはロシアの隣国で、ハバロフスクにおいてモンゴルの方々と市制記念行事等で交流を行ったこともあります。また、一時的ではありますが、モンゴル国を流れるヘルレン川は降水量の多い年には湖の北岸から水があふれて草原を30キロメートルほど流れ、アルグン川へと合流することがあるそうです。アルグン川は中露国境を流れ、シルカ川と合流してアムール河を形成します。アムール河はオホーツク海に流れこみますが、近年の研究では、日本の北の海から三陸沖までの恵み(栄養分)はアムール河の影響を受けているということです。そんなご縁もあり、モンゴルにおいての植林活動を行うことを決めました。
またウランバートルは、ハバロフスクと同様にシベリア抑留者が強制労働を強いられた土地であり、祈念植樹を行う意義があると確信しました。
2024年5月にウランバートルにて試験的に植林ボランティアツアーを行い、現地のパートナー団体(オイスカモンゴル)も見つかりました。
当協会は、これまでロシアにおいて通算22回、6万本以上の植樹を行って来ましたが、世界的にみれば微々たるものです。
しかし、日本人と現地の市民・学生・児童が一緒になって木を植える作業を行うことにより、一過的ではなく、継続的に「木を植えよう!」という気持ちが育まれてきたと確信しています。これからも環境教育と植林活動の2本柱でSDGsに貢献していきたいと思います。