あなたの寄付でDV被害者・貧困母子を幸せへと導く家! 怯えて暮らす小さな声を一人でも多く拾い聴いてあげ、新しい人生をスタートさせてあげたい。支援の輪を広げて、誰もが自分らしく生きられる社会になることを目指します。
怯えて暮らす小さな声を、一人でも多く拾い聴いてあげて、新しい人生をスタートさせてあげたい。私たちもいつも冷静にそして思いやりと行動力で助ける立場としても日々学びより良いサポートを心がけていきます。支援の輪を広げて、誰もが自分らしく生きられる社会になることを目指します。
はじめまして。心理カウンセラーの山本康世と申します。岡山県津山市で主に女性の悩みに向き合って16年になります。
2016年11月に挑戦しました、クラウドファンディングでは、44名の支援者様から505,000円のご支援をいただき、自宅を開放して一部屋を改装し、貧困母子のための支援ルームを作ることができました。
支援ルームをご利用いただき、一時保護やカウンセリングを受けられた方はお子さんを含め現時点で39人です。そのうち15人は「ここでダメなら死のうと思っていた」と話してくれました。今も継続して通っていただいたりしながら、39人全員が元気に働いたり、学校へ通えるようになっています。
そして2017年12月、おかげさまで「NPO法人オリーブの家」を仲間と一緒に設立し、今夏新たに宿泊シェルターを開設することを決めました。それはまだまだ救うべき人がたくさんいると感じるからです。
しかし、その開設資金が不足しています。夜もぐっすり眠ることすらできない女性・母子のために、どうかご支援をいただけないでしょうか。
想像できないほどの苦しみを感じている人が、今もどこかにいます
オリーブの家を設立後すぐに、カウンセリングに来てくださった5歳の女の子(以下Aちゃん)がおばあさんのように背中が曲がっていました。最初、障がいをもっているのかと思いましたが、突然20代の若い母親が「私が悪いんです。私のせいなんです。私がこの子をこんな体にしてしまいました。ごめんなさい、ごめんね~~」と泣き叫び、Aちゃんもつられて一緒に泣き出しました。
母子の涙の理由は、夫からの卑劣なDV行為でした。夫には、15歳の女の子の連れ子がいます。そして再婚して産まれた子どもがAちゃんです。
夫は、男の子が欲しかったという理不尽な理由で、Aちゃんが産まれてから、母親の彼女には性的暴行や暴力暴言を繰り返し、Aちゃんのことは無視しながら睨みつけるようになりました。その後、連れ子だけを可愛がり、彼女とAちゃんは一部屋に追いやられるという奴隷のような扱いが始まったそうです。
彼女の両親は事故で亡くなっているため身寄りがなく、親しいママ友ができても、夫は「外食やカフェに行くな!金を使うな!」と。そして、ついには「買い物以外は外に出るな!」とパワハラはエスカレートしていきました。
毎日夫が帰ってくる時間が近づき、足音が聞こえると恐怖はピークになり、Aちゃんと二人で抱き合ってなんとか恐怖に打ち勝とうとしていたようです。
Aちゃんが1歳になった頃、夫の連れ子からも母子はいじめられるようになりました。連れ子がAちゃんをつねったり、蹴ったりするので「やめて」と言うと「お父さんに言ってやる!新しいママにいじめられたって!」と。
そして、わずか1歳のAちゃんは、義理のお姉ちゃんを怖がり、いつも部屋の隅に固まってしまうようになりました。外にも出なくなり、太陽の光があたらない場所いることが当たり前になり、とうとう幼い小さな体は曲がってしまいました。
彼女は何度もAちゃんと死ぬことを選ぼうとしましたが、Aちゃんに「ごめんね」と言うと、曲がった体を起こし、笑顔で彼女の肩をぽんぽんとたたきながら「ママ泣かないで」と優しい言葉をかけてくれるので、こんなに辛い目に遭わせてしまったうえに死ぬなんて最低だと思いました。
なぜ児童相談所や警察に言わなかったのかというと、夫が公務員だから公共の施設に相談する勇気が出ずに、5年が経ってしまったそうです。
その後、インターネットで「岡山」「DV」「虐待」「助けて」「怖い」と夫がいない時間に何度も、何度も、検索をしたそうです。そこで、立ち上げたばかりのNPO法人オリーブの家のHPにたどり着き、ありったけの勇気を振り絞ってカウンセリングに来てくれました。
消えかかっていた小さな声を拾うことができたので、この母子に出会えて本当に良かったです。
しかし、カウンセリングをして母子ともに気持ちは落ち着かれましたが、これからどうしたら良いか考える時間も、身を寄せるところもなく、またあの家に帰るしかありません。
そこで、朝まで安心して眠ることができる。恐怖が消えるまで一緒に居られる。24時間いつでも緊急な時に対応できる。そんな場所を虐待・DV被害女性、母子へ提供するため、シェルターをつくることに決めました。
日本のDVに対する現状
警視庁の統計にもあるように、年々DV相談件数は増え続け、相談者と行為者の関係も複雑化しております。そのため、私たちの役割も、丁寧に対応できるような環境も、必要となってきています。
データ参照元:警視庁ホームぺージ
「しばらく居ていいよ」の言葉を待っている人がいます
現在、NPO法人オリーブの家は、岡山県津山市という小さな街で活動をしています。私たちがしていることは世の中にとっては、きっとすごく小さなことです。しかし、この小さな羽ばたきが大きな風になって全国に広がると信じています。
そして今後は、一時保護のために自宅を一部開放してくださる方が全国に増えるような活動をしていければと思っています。どうか応援をよろしくお願いいたします。
オリーブの家を設立したことで
「助けて」の声がより身近に聞こえ始めました
現在のNPO法人サポート会員数102名、FBでコメントをいただいた方315名、フリマなどで応援してくださっている2名の方々にも、辛い経験を乗り越えて大人になった方がいらっしゃいました。
一部の告白をご紹介いたします。
子どもの頃、勉強をサボると倉庫に入れられて、朝まで鍵をかけられていたため、暗闇恐怖症になりました。
未だに暗いと眠れず、家中の電気をつけても夜が怖いです。
妻は、私と知り合う前に医者になった兄から昔、性的暴行を受けていました。
性的暴行を知っていた親は助けてくれなかったそうです。妻は家の恥だと家族に言われ続け、自殺をしましたが助かってしまい、助かったことを恨んだそうです。今はなんとか乗り越え、家族3人で幸せに暮らしていますが、時折悪夢を見、うなされている妻を見ると胸が痛くなります。
親から奴隷のような扱いと暴力を受けて育ちました。
そのことを大人は誰も信じてくれなかったし、それでも親を大事にしろと言われ、辛くて死にたくてリストカットを毎日していました。
毎日暴力とダメ出しばかりする親を、どのように殺そうかと妄想ばかりしている小学生でした。
嫌われることが怖くて、人の言いなりになり続け、大人になっても職場でDVにあっているのに言い返せない我慢ばかりの人生です。
母の内縁の夫から暴力を受け、声にできない恐怖から摂食障害に
学生時代は毎日「死にたい。誰か私を殺してくれないか」と思って生きていました。
心の中でいつも「助けて」と誰にも聞こえない叫びをあげていた彼らから「その頃にオリーブの家と出会っていたら、ここまで長く苦しい人生ではなかったと思います」というお声を多数いただきました。そして「だからこそ自分たちと同じように子どもや大人が、今もどこかで泣いていると思うと何かしてあげたい」とオリーブの家を応援してくださっています。
DVと向き合ってきた人たちの辛い経験を絶対無駄にはしない。そして、今も生きた心地がしないような恐怖に襲われ、自分を認められず苦しんでいる人たちのためにも、私も覚悟して彼らを救おうと思っています。
シェルターについて
皆さまからいただきましたご支援で、虐待・DV被害女性、母子が宿泊できる24時間対応のシェルターを岡山県に開設します。現在、簡易的な宿泊場はありましたが、長期で滞在することが可能なシェルターにしたいです。
行政の方とお話した際、公の施設には「ほとんどの方は条件が合わずに保護できない」「順番がある」「施設は常に満員」「心のケアまでできる施設は少ない」「子どもと離れてしまうケースが多い」などの問題点があるとおっしゃっていました。
そのため、私たちは公の施設ではすぐに受け入れてもらえない人たちを受け入れることができるようなシェルターの開設の準備を進めています。
心の整理がつけば、ほとんどの人は自立ができます。「それまでは居て大丈夫ですよ」と言える場所を提供するために、どうかご支援をよろしくお願いいたします。