しみん基金・こうべは市民の手でつくる市民のための基金です。草の根市民活動に対する支援を通じて、震災に学んだ「市民主役の市民社会形成」を目指しています。 助けあう社会、支えあう心がしみん基金の願いです。

しみん基金・こうべは阪神・淡路大震災をきっかけに設立したコミュニティ・ファンドで、草の根市民活動に対する支援を通じて、震災に学んだ「市民主役の市民社会形成」を目指しています。

地域を愛する多くの市民・団体・企業等が自発的に寄付という形で資金を提供しあうことで基金を形成し、それら市民活動団体に対して、開かれた自律的なルールによって助成金を拠出しています。拠出した助成金によって、市民活動団体による事業を促進し、21世紀の市民社会にふさわしい魅力と活力のある地域の創造に寄与したいと考えています。

しみん基金・こうべは地域に根差し、次世代を担う若者と手を携えながら、草の根活動を広げ、「誰一人取り残さない」をもっとにしていきます。草の根活動とは、すなわち市民社会をつくる活動です。市民社会とは、公共を行政に頼るだけでなく、自律かつ自立した市民一人一人による自助と共助・互助で成していく社会であると考えています。

私たちの生活する地域の中には、行政だけでは対応できないような社会的弱者救済やコミュニティ再生、環境保全などの社会的な課題の解決に取り組まれている市民社会組織（NPO・NGO、ボランティア団体等）があります。しかしこれら市民活動団体は運営面や資金面で問題点を抱えており、その活動基盤は脆弱なままです。市民活動の基盤づくりを公的支援に頼ることなく、自律かつ自立した市民社会を築きあげるためには、市民・企業市民が自発的に寄付を出し合い、智恵とチカラを持ち寄って市民による公益的な活動を支えていく仕組みを備えることが求められています。