死にたいくらいつらい気持ちをもっている方の、心の居場所づくりをするために活動する団体
死にたいくらいつらい。どうしようもなく寂しい。 自死・自殺にまつわる孤独や苦しさが和らぐようにメールや電話相談、対面での居場所支援や、大切な人を自死で亡くした方のための個別面談をおこなっています。
日本における自殺者数は1997年以降2012年まで15年連続で3万人を超えていました。その後、年間の自死者数は減少傾向にありますが、特に若者世代(15 ~ 39 歳)の死因の第 1 位が自死。先進 7 カ国の中で若者世代の死因第 1 位が自死であるのは日本だけであると言われています。
そうしたなか、2016年に日本財団より発表された日本財団 自殺意識調査 2016」によると、日本では、4 人に 1 人が「本気で自殺をしたい」と考えたことがあると明らかになりました。さらに、過去1年以内に自殺未遂をした人が推計で 53 万人超に上ることが報告なされています。そして、5 人に 1 人が身近な人を自死で亡くしていることも分かりました。
数字が全てではありませんが、それだけこの社会には深く悩み苦しんでいる方がおられるということです。
Sottoは、そのような自死・自殺の苦悩を抱えた方の心の居場所をつくります。
死にたいくらいに苦しくて悩んでいても、なかなか周りの人には「死にたい」とは言いにくいのではないでしょうか。
敬遠されたり、否定されたらと思うとなかなか相談もしづらいものです。
死にたいくらいつらい気持ちは簡単には消えなくても、せめて「死にたい」と素直に口にできる場が、社会にあればいいなと思いませんか。
私たちは相談される方に「死んではいけない」とは言いません。
普段、誰もが抱き得る感情の延長線上に、死にたい気持ちはあるのです。
それは何も特別なことではなく、否定されるようなことでもありません。
何かと自殺や希死念慮はネガティブなイメージをもって語られることが多いと思います。
そんな社会だからこそ、私たちは「死にたい」を否定せず丁寧にお話を聴き、そっと(Sotto)そばにいようとする活動を続けていかねばならないと思っています。