沖縄の自然と文化を通した教育と療育を研究、実践し、地域との連携、異文化との交流を図り、広く交易に貢献することを目的としている。
子育ちを 沖縄から 考える。
人は繋がることで育っていく。
人や自然、取り巻く地域社会、息づく暮らし。
それらは全て時代を超えた文脈を含み、
日常を織りなしていく。
繋がりが広がり、
より複雑で多様な色合いを持つ中で、
子どもたちは自分自身の物語を紡ぎだしていく。
私たちうてぃーらみやは、
子どもたちの日々の暮らしを支え、
自ら暮らす地域の自然と文化の中で、
子どもも大人も主体的に学び合い、育ちあう
ゆたかな関係性を生み出す「子育ち文化」を
創造していくことをめざします。
◆沖縄のわらべうた採集・保存・伝承にかかわる事業
沖縄各地に伝わる「わらべうた」の採集・保存・伝承を通して
失われつつある伝統的な子育てに学び、わらべうたの普遍的な価値を見つめる。
この島々に歌い継がれてきた「わらべうた」や「子守(ファムレ)うた」を
親子で繰り返し楽しく遊ぶことで、母と子のアタッチメントを支え、ゆたかな子育ち環境を支援します。
採集されたわらべうたはCDやDVDにまとめられ、『わらべうた基金』に賛同していただいた方に
プレゼントしています。
◆沖縄における自然体験にかかわる事業
「親子で自然」「子どもと自然」の両プログラムを通して沖縄の島々に残された固有の自然と生物多様性、そして先人から受け継がれた豊かな精神文化を、現代の子どもたちに手渡していくための研究と実践を行っています。沖縄各地で自然体験・キャンプを実施しています。
◆沖縄の自然と文化に関する交流施設の運営事業
うてぃーらみやでは15年に渡る活動の中で、沖縄の自然と文化を縦糸に出会う子どもたち・親子を横糸にして子どもたちの育ちを支援してきました。
今後も継続して社会的責任を果たす事と、活動を通して見続けた子ども達の育ちと親子の形、子ども達を取り巻く地域からの学びを更に広く実践、発信することを目的として「那覇市認可保育園 にぬふぁ保育園 」の設立を目指して準備を進めています。
◆児童福祉法に基づく障害児通所支援事業
わらべうたや伝承遊びには、子どもたちの心身の育ちを支える普遍的な力があります。
多機能型通所支援事業所Firstみるくでは「わらべうた・伝承遊び等の継承されてきた遊びによって
心身の発達を促す日々の保育の中で、子どもの主体性を尊び自ら学ぶ体験を保障する」という
基本方針のもとに保育的療育を進めています。
古琉球を振り返ると、そこには厳しくも美しい自然の営みと、それを素朴に受け入れ生活する豊かな暮らしがありました。先人たちの清らかな感性と豊かな想像力は、大いなる自然を土台として、美しい音楽や芸能、文化を産み、現代にまで残してくれました。
うてぃーらみやの始まりは、「子育ち支援プロジェクト~月の庭~」でした。たくさんの親子の育ちを見守る中で「子育ち」に必要な様々な繋がりを感じました。自然との繋がり、人との繋がり、社会との繋がり等々。
先に生まれたものが後に生まれたものへと、自然や文化を介しながら様々なものを引き継いでいくという繋がりの中で、子どもたちは五感を超えた内なる魂を響かせ、多くの理を学び、この世の中を生きていく糧を育んでいます。
『うてぃーらみや』とは、美しい琉球語を組み合わせた言葉です。直訳すると「太陽の庭」になります。世代間が集う暖かな庭をイメージして名付けました。
太陽の光あふれる中、沖縄の自然と文化を基軸として子どもの育ちを見つめる『子育ち文化の創造』を模索しています。