SEEDS-India Japanは南インド・ケララ州にあるNGO団体SEEDS-Indiaの日本支部です。 ダリット・アンタッチャブルと呼ばれるカースト制度の最下層民である人々や貧しい人々、ハンディキャップを持つ人々の自立支援をしています。 SEEDSの活動を支援しながら、国内外へ向けて平和活動の発信を行っています。
南インド・ケララ州にあるNGO団体SEEDS-Indiaの日本支部です。 カースト制度の最下層民であるダリット・不可触民と呼ばれる人々や貧しい人々、ハンディキャップを持つ人々への自立支援をしています。
〜SEEDS-India活動のご紹介〜
■病院へのフードサービス
150人分の食事配給を15年間毎日欠かすことなく行っています。夕方の配給時間には入院患者とその家族を中心に、一日の食事をこの配給に頼る人々が並びます。
■絵はがきの作成と販売
聴覚障害のある女性を中心に絵はがきの作成をしています。葉脈を残した菩提樹に一枚一枚彩色して仕上げていきます。
SEEDS-India Japanでは1枚からでも購入を受け付けています。
ご希望の方はFBページからメッセージください。
■職業訓練
就業と自立支援のため、ダリットの女性を中心にお裁縫とPC操作の教室を開いています。
■スポンサードキッズ
家庭が貧しく、教育を受けることが困難な子供達へ食料や学用品を隔月に配り、高校卒業・就業を目指し支援しています。
■幼稚舎運営
子供を持つ親が働きに出ることができるよう、就学前の子供達を預かる施設を運営しています。
簡単な読み書きの学習の他、栄養補給のための昼食やおやつの時間もあります。
■デフチャーチへの支援
聴覚障害を持つ人々を中心とした教会を支援しています。手話で行われる日曜礼拝にはキリスト教徒ではない人々も集まり、交流をしています。
■平和活動
核軍縮運動を中心に、セミナーや教育機関への原爆写真パネルの展示、被爆者の方をインドに招き講演を行うなどの平和活動を行っています。
代表のトマス・マシュー氏は毎年8月に広島を訪問、SEEDS-India Japanではそのサポートと内外へ向けた発信の手伝いをしています。
南インド、ケララ州の農村に位置するSEEDS-India施設内には、就学前の子どもが集まる託児所のようなセンターがあります。簡素な建物ではありますが毎日歌声と歓声で溢れ、子ども達は少々シャイながらも人懐っこく、赤道直下の太陽の恩恵を浴びて愛情深く健康に育まれているかのように見えます。
ところが、この子ども達はそれぞれに特殊なバックボーンを持ちます。
父親が家族を捨てて行方不明になっている子どもは数知れず。栄養不足によって発達が遅れ1歳も2歳も幼く見える男の子、母親が育児に関心を示さなかったため言語に著しい遅れがみられる女の子、性被害によって妊娠・出産した少女の赤ちゃん・・・。
一見ただのおやつに見えるビスケットは栄養剤を兼ねており、子ども達にとってはこの上無く重要なひとかけらなのです。
ダリット(不可触民)とはサンスクリット語で「抑圧された人々」の意です。ヒンドゥー世界におけるカースト制度の外側に属し、アンタッチャブルとも呼ばれています。彼らは1947年のインドの独立までアウトカーストとして、つまり人として一切の人権を持っていませんでした。
インド憲法は現在、カースト制度の廃止とダリットとされていた人々の地位向上について約束をしています。しかし社会原理としてのカースト制度は無くなることはありません。ケララ州はインド1の識字率を誇るなど比較的教育水準の高い地域ですが、それでもダリットであるという理由だけであらゆる暴力と隣り合わせの生活を強いられ、中でも弱者である女性や子ども、障がいを持つ人々は危険な目に合いやすい状況にあります。
インド社会において虐げられる境遇にある人々が尊厳と誇りを持って人間らしく生きられる世界を作るため、SEEDS-Indiaは日々さまざまなプロジェクトを通して支援をしています。
私達の信条は「Think Global, Act Local.」です。
SEEDS-Indiaの代表トマス・マシュー氏はインドにおける初の被爆者招致を行い生前のマザー・テレサと面会をする機会を持ちました。現在に至るまで世界平和と核軍縮のためYMCA等の活動のアドバイザーとして平和活動に従事しています。
SEEDS-India Japanでは国際的な視点を持ちながらローカルな草の根活動を支援し、平和活動の発信を行っていきます。