アクセプト・インターナショナル

あなたの寄付でテロを止める、紛争を解決する

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私たちは、大学生と社会人がそれぞれの強みを活かし、平和的なアプローチでテロと紛争の解決を目指す日本で唯一の団体です。

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私たちのビジョン

学生と社会人それぞれの強みを活かし、平和的なアプローチでテロと紛争の解決を目指します。 ​排除するのでもなく、武力で駆逐するのでもなく、「受け入れる(Accept)」姿勢を活動の軸としています。

私たちの取り組む課題

私たちは、テロと紛争の問題が深刻なものの、取り組みが少ない場所で活動しています。

現在はソマリア、ケニア、インドネシアの主に3カ国で活動しています。これまで、ナイジェリアや中国(新疆ウイグル自治区)でも活動を行ってきました。現地政府や現地コミュニティはもちろんのこと、国連や世界規模のユースネットワークとも協働し、活動しています。

「若者の過激化防止」と「テロリストやギャングといった暴力的過激主義者の脱過激化・積極的社会復帰」の2つを軸にテロと紛争の解決に寄与しています。また、社会や世界から無視されている人々に対しても必要に応じて、適宜状況に即した持続可能な支援をしています。


ソマリアにおける取り組み

①脱過激化・積極的社会復帰事業

首都モガディシュにおいて、アル・シャバーブの投降兵に対する脱過激化セッションや現地政府が実施するリハビリプログラムへの支援を行い、その後の社会復帰を促しています。脱過激化から社会復帰までの一連の流れをうまく機能させることによって、アル・シャバーブ兵士の投降に対する考えをポジティブなものにし、さらなる脱退の促進にも繋げていきます。

ソマリアには、和平合意や停戦合意はもちろんのこと、和平プロセスさえ存在していません。紛争後の被害に悩まされているのではなく、今まさに紛争そのものが非常にアクティブな状態です。激しい紛争の下では、投降した元テロ組織兵士の社会復帰は極めて困難であり、そのため、更なる戦略的な取り組みが必要とされています。現在、ソマリア政府とさらなる投降兵への取り組みに関する了解覚書(MoU)を締結しに基づき、2019年8月開始を目指すDRR(De-radicalization, Re-insertion, Reintegration)プロジェクトの準備をしています。

②若者の過激化防止事業

国連人間居住計画(UN-HABITAT)からの要請を受け、ソマリアとケニアの国境にある町マンデラにて、若者の過激化を防ぐ共同プロジェクト「One Stop Youth Resource Center Project」を実施しています。アル・シャバーブのリクルーターの多さや周辺環境から若者の過激化リスクが極めて高いとされるマンデラは、アル・シャバーブによる攻撃やアクセスの悪さからこれまで見過ごされてきた重要な場所です。アクセプト・インターナショナルは、国連人間居住計画との了解覚書(MoU)に基づき、当プロジェクトの実施組織(Implementing Partner: IP)として、プロジェクトスタッフへの研修(ToT)、特別ワークショップ、プロジェクト内でのモジュール作成、ベストプラクティスの作成と共有などを受け持っています。


ケニアにおける取り組み

脱過激化・積極的社会復帰事業

社会から犯罪者として敬遠されているソマリア人ギャングですが、彼らの多くは15~29歳の若者であり、その将来性ゆえに「未来の社会を形作っていく存在」であるとも言えます。私たちはそのような彼らの将来性に着目し、彼らを犯罪者として排除するのではなく、未来ある若者として受け入れ、彼らが自ら道を切り開く能力を培う脱過激化・積極的社会復帰支援事業を展開しています。2013年夏に開始されたこの取り組みは、これまで160名以上のギャングの受け入れと脱過激化、1つのギャング組織の解体といった成果を挙げてきました。

本事業では、半年間を1タームとして、1人のギャングに対して計3ターム(1年半)以上のプログラムを実施し、量ではなく質をしっかりと意識して取り組みをしています。プログラムは次に挙げる5つのコンテンツで成り立っており、参加者の段階に応じて異なるプログラムを提供しています。

こうした取り組みを通じて、ソマリアギャングが現状加担している反社会的行為から距離を置き(脱過激化)、「未来の社会を形作っていく存在」となるために、自身あるいは社会の問題を解決する姿勢を身につけること(積極的社会復帰)を目指しています。


インドネシアにおける取り組み

脱過激化・積極的社会復帰事業

私たちは、釈放者への経済的支援をしている現地NGO・Lembaga Kajian Lintas Kultural (LKLK)と協働し、釈放されたラスカー・ヒスバ構成員への心理的および社会的側面での脱過激化・積極的社会復帰事業を実施しています。脱過激化セッションでは、参加者のジハード(聖戦)思想を認めたうえで、具体的な行動としてテロ行為が本当にベストなのか?という切り口から彼らの脱過激化を導いています。

元テロリストと社会の和解を促進するべく、脱過激化セッションでは基本的にすべてのプログラムに、現地コミュニティの代表者を複数名招聘しています。これにより相互理解と和解を深めるとともに、社会復帰に向けて前向きな姿勢を醸成できます。加えて、問題に直面した際に自らで対処できる能力とそれを支える社会の受け入れ体制を構築し、彼らの社会復帰を後押ししています。

さらに、社会復帰フォローアップも実施しており、元テロリストの方々のコミュニティや家庭を訪問し、経済・社会的自立に問題があれば対策を講じるとともに、長期的・継続的なモニタリングとカウンセリングも実施しています。



なぜこの課題に取り組むのか

2015年、国連は、人間、地球及び繁栄のための行動計画として、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」を策定しました。SDGsでは「誰一人取り残さない」という考え方が述べられています。

その考え方の重要性は、テロと紛争の解決においても同じです。社会から、世界から、無視され、拒絶される人々に寄り添い共に歩もうとする姿勢こそが、テロと紛争の解決、ひいては世界の恒久的な平和に必要不可欠であると考えます。

誰もテロリストとして生まれた人はいません。私たちアクセプト・インターナショナルは受け入れるという姿勢を軸に、武力ではなく平和的な手法を用いてテロと紛争に立ち向かいます。極めて深刻な問題であるテロと紛争ですが、それらの解決に対し取り組みを行うNGOは、日本はもとより世界的に見ても非常に少ないままです。理由としては、まず危険であることや、取り組みにおいて有効なアイディアが見つからないこと、社会から共感を得るような分野・対象でないこと、など様々あります。

しかし、国連や政府といった政治的なアクターが時として機能不全に陥ってしまう現代でこそ、NGOとして取り組む必要があると私たちは考えています。


ソマリアで取り組む理由

1980年代に勃発した内戦が全国に拡大し、1991年から2012年までの21年間無政府状態を経験した国、ソマリア。正式政府が発足した現在でも、度重なる飢饉や難民・国内避難民が発生し続けています。加えて、アフリカで最も人を殺している組織である、イスラム系過激派組織「アル・シャバーブ(Al-Shabaab)」によるテロ行為や住民に対する暴力、支援物資の搾取などにより、内戦状態は激化・長期化・広域化しています。アル・シャバーブはソマリアだけでなく、ケニア・ウガンダなど周辺諸国においてもテロ活動を行い、甚大な犠牲者数を出しています。

激戦地である南部ソマリアおよびケニア北東部では、アル・シャバーブへ加入する若者が後を絶ちません。紛争、干ばつ、飢餓、という絶望的な環境を生きる多くの若者たちには、スキルも、教養も、職もありません。アル・シャバーブは、過酷な状況下にある若者の怒りや不満に付け入り、組織加入への勧誘を行います。結果、若者たちは続々とアル・シャバーブに加入していきます。今も8,000人以上の構成員がいるとされており、状況は非常に深刻です。


ケニアで取り組む理由

ケニアは、世界でも有数の難民受け入れ大国であり、2018年時点で難民キャンプを中心に48万人以上の難民を収容しています。溢れかえるほどの多くの難民の中でも、ソマリア人の難民は全難民数の半数以上に上り、ソマリアからの難民は310万人近くにも及びます。また、ケニアでは、近年ソマリアを拠点に活動しているイスラム過激派組織「アル・シャバーブ(Al-Shabaab)」によるテロ活動が展開され、多くの犠牲者が発生しています。そのため、ケニア政府により、アル・シャバーブと出身国が同じソマリア人難民・移民に対する抑圧が強まっています。

首都ナイロビ市内にも、ソマリア人が全体人口の90%以上を占める居住区が存在しています。このソマリア人居住区イスリー地区はアル・シャバーブのメンバー潜伏や協力者の存在が指摘されており、窃盗、薬物取引、殺人などの犯罪発生率も非常に高い地域です。

このような犯罪の主犯格は、「ソマリアギャング」と呼ばれる、15~29歳の犯罪グループに属するソマリア人の青年たちと言われています。彼ら、ソマリア人ギャングは、様々な理由により窃盗や傷害事件に加担しています。また、アル・シャバーブをはじめとする過激派組織の勧誘を受け、将来ソマリア周辺域で発生するテロに従事することが危惧されています。犯罪者である彼らは地域社会で恐れられ、ケニア政府や警察は、極めて強行な取り締まりを実施しています。ソマリア人ギャングへの適切なケアが求められる一方で、彼らのケアに特化した取り組みは未だ非常に限定的なものです。


インドネシアで取り組む理由

1990年代前半からインドネシアにて活動を開始したイスラム過激派組織ジェマ・イスラミアは、これまでインドネシアを中心に様々なテロ活動を実行してきました。その流れを汲み、インドネシア中部ジャワを拠点とするイスラム過激派組織ラスカー・ヒスバ(Laskar Hisbah)が誕生しました。2010年代半ば、イスラム国(IS)との共同テロ実行計画の画策中に、大規模な摘発を受け、彼らの多くは刑務所に収監されました。ラスカー・ヒスバはイスラム国と強い繋がりがあり、その組織的機能からアジアにおけるテロ対策の大きな鍵とされてきました。

逮捕されたラスカー・ヒスバの構成員が、近年徐々に釈放されつつあります。しかし、刑務所での対応不足から彼らの過激性は逮捕以前にも増して高まっていることが多く、内面的な脱過激化のニーズが現地で指摘されています。また、彼らの多くが過激性の高いコミュニティに戻っており、経済・社会的な社会復帰も進んでいません。



団体名
アクセプト・インターナショナル
住所
〒106-0047
東京都港区南麻布5-2-3ドミール1A
代表者名
永井陽右
電話番号
050-3698-4373
公式ホームページ
https://accept-int.org/