日本ファンドレイジング協会は、2009年に日本全国47都道府県から580人の発起人の賛同を得て、寄付・社会的投資10兆円時代の実現を目指して設立されました。民間非営利セクターのファンドレイジング(資金調達)に携わる人々と、寄付などの社会貢献に関心を寄せる人々のためのNPOとして、認定ファンドレイザー資格制度や社会貢献教育の普及、寄付白書の発行などに取り組んでいます。
日本ファンドレイジング協会は、寄付が広がる社会の実現を目指して、非営利セクターにおいて資金調達(ファンドレイジング)に携わる人々や、寄付などの社会貢献に関心を寄せる人々のためのNPOとして、2009年
私たちは、全国の小中高校、大学に「寄付の教室」をはじめとする社会貢献教育プログラムを届ける活動を行っています。授業では、寄付について学ぶことにとどまらず、子どもたちがさまざまな社会課題の存在を知り、自らの価値観で社会的な活動を応援する楽しさを体験することを大切にしています。
授業を通じて、私たちは、子どもたちには「自分の行動や存在が誰かのためになることを喜びとする心」が自然と備わっていることを目の当たりにしてきました。
このような授業を、全国の学校で一つひとつ積み重ねていくことで、やがては授業に参加した子どもたち一人ひとりが、自分たちの社会の課題を自ら解決する担い手に育っていってくれることを期待しています。
日本の個人寄付額を名目GDP比で比較すると、アメリカは日本の約10倍、イギリスは約4倍と、依然大きな差が見られます。また、日本では「社会の役に立ちたい」と考える人が7割近くに達する一方で、実際に寄付やボランティアなどを行っている人は3〜4割と、ここにも意識と行動の間にギャップが見られます。
寄付が広がる社会の実現を目指す私たちの取り組みにおいて、この社会貢献教育事業は、人々の「価値観」や「行動」に働きかけ、未来に種を蒔く試みと言えます。
2010年、ひとつの学校で『寄付の教室』を開催することから始まったこの活動は、皆様の力強いご支援を得て、これまで全国各地で192教室を開催、のべ5,758名の子どもたちに授業を届けてきました。
もっと楽しい、もっとゆたかな寄付の体験を子どもたちに。
子どもたちの心に蒔いた種が、いつかどこかで芽を出すことを信じて、私たちと一緒にこのプログラムを全国の学校に届けてください。
※皆様からお預かりしたご寄付は、全国の学校に社会貢献教育プログラムを届けるために、大切に活用させていただきます。