あなたの寄付で森と共に生きる人を育て、生業をつくり、地域をつくる活動をしています
2011年3月11日、東日本大震災がありました。津波であらゆるものが流されました。最後の波が退いた後、街は消えていました。 見回すと山があった。 集落の森だけは、震災前と同じ姿で残っていた。「山がある、俺たちはやっていける!」「森と共存しその恵みを受容する在り方を、生き方を森が教えてくれる」と念じました。森が暮らしを立てる。助けられた命を、遺してもらった人生を、森で活かそうと決めたのです。
『森を育み 想いを焚べる 恩送り』 次世代が活用できる森林づくり、森林資源を活用する地域内サイクルの普及、先人たちの想いを次代へ引き継いでいく「恩送り」の活動をしています
震災により吉里吉里の海も、街も、働く場もなくなりましたが、山だけは津波の前と同じ姿で残ってくれました。 そこで、私たちは助けてもらった命を活かすため、樵(きこり)になろうと思いました。 自分の持てるすべてを、森に捧げようと決めたのです。
津波災害復興に向けて新たな雇⽤の創出と経済復興に関わる地域主体の取り組みを地元住⺠と⼀体となって地域再⽣に取り組んでいます。
復活の森事業
吉里吉里の里山は、その約8割が漁業者の所有林となっており、長いこと手つかずの荒廃した森となっています。森林保全整備作業(主に間伐等)を施し、山や海、その流域をも含めた自然環境の回復を目指し、森を元気に復活できる環境づくりを行います。
地域再生事業
再生可能エネルギー(木質バイオマス燃料)の地域内における普及促進活動を推進することで、持続可能な暮らしの再現をめざします。また、森林保全整備を行ったエリアや生み出された木材を活用し、内外交流の促進に取り組みます。
雇用創出事業
森林作業から生み出される木質・木材を有効活用(主に薪の生産)することで販路を拓き、自伐林業の副業的生業づくりに繋げます。また、林業学校を開催し、失われつつある“暮らしの伝統技術”の普及と、林業担い手育成にも取り組みます。
これらの活動を地域住民と一体となって取り組むことで、やがて豊かな海の再生へとつなげ、次世代へと引き継いでいくことで、地域社会に寄与することを目的に、具体的に以下4つの活動をしています。
・森林保全整備活動
・薪の生産・販売・PR活動
・人材の育成活動
・内外交流促進活動