あなたの寄付で子ども達の明るい未来の為に、今できることを今やりたい!
社会的ニーズを解決するために事業や仕組を構築することをミッションとする。 1.貧困問題の解決に関する支援事業 2.子ども食堂、こども宅食 3.フードバンク事業 4.保健、医療又は福祉の増進を図る事業 5.子育て、高齢、障がいに関する支援事業 6.まちづくりに関するアドバイスやサポート 7.社会課題に関する支援の構築やコンサルティング 8.社会課題に関する講演や執筆 9.以上の活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動
今回のコロナウイルス時に、歯がゆい思いをしました。
それは、子ども食堂がまずやれなくなったということ。
私の所に来る子供たちは、食事のサポートというよりは、一緒に料理をやったり、皆でご飯を食べることが目的の子どもたちが多いので、直接食の支援をするということはなかったのですが、ある日「御飯が食べれない」「解雇された」という話が飛び込んできました。
一方で、これまで何かしらのルートをたどって、来ていた相談がパタッとなくなったんです。
そこで、心配になりました。
子ども食堂、こども宅食等、これまでも食事の支援はずっと続けているのですが、自分のできる範囲でやってきたので、多くの方の支援はしてきませんでした。
しかし、今回強く思ったのが、もっと広い範囲の人たちはどうしているかが分からないと言う事でした。
コロナウイルスが発生してから数か月、誰かと繋がっている人は何かしらの支援に結び付いていたりしました。でも、一番心配だったのが、誰ともつながっていない家庭でした。
実は、出産後、通常であればママ教室や離乳食講座で出会えているはずの様々な支援が、コロナの影響でストップしてしまい誰にも相談できないという不安の声が入ってきたのです。
色々な子育て関係者やママ達とつながっている人たちに尋ねてみると、やはり深刻な声が出始めていると言われました。それも、数か月たちようやく色々な相談窓口があると知ったママ達が数件、たどり着いた感じで相談にくるというのです。
出産後にファーストステップとなりうる機関が、閉鎖してしまい、情報を取得する手段が絶たれていたのです。
今回のコロナウイルスの影響で、今までの仕組やネットワークでは対応できない問題が噴出し始めました。相談が来た時にはかなり深刻な状況になっているというのもあります。そこで、直接家庭へ関りを持てる仕組みをしっかりと作ろうと決めたのです。
ちょうど、全国でも子ども食堂の運営者達が、次の支援へとフードパントリーサービスへとシフトし始めていました。私たち自身も令和元年度より「こども宅食」をスタートし、自分の住むエリアだけではあるのですが、必要な家庭へ食材を届ける支援をスタートさせました。届きそうで届かないところへ、しっかりと支援の目を向けていきたいと言う思いから、今まで、エリア限定で行っていたこども宅食(パントリーサービス)を市内全域に広げることにしました。
市内・県内全域にアウトリーチの食支援を広げようと思うと、一番の課題になるのが「食材調達」です。特に私たちの住む町は県内の中心に位置する都市の為、県内各地への食材調達のhub的な機能も必要となってきます。今は、全国規模での食材調達がネットワーク化されはじめ、県を超えての食材調達を行いながら、自分の住む地域に支援が届く仕組み構築も必要となってきます。
そこで、私たちは、フードバンクみやざきを立ち上げ、市内、県内全域に食材が届くようにしていきます。
【こども食堂】
・地域の交流を目的とした地域食堂や、子ども達が将来自立して生活できるように料理を教えていく食育事業を取り入れた「こども食堂」を月2回のペースで行う
【こども宅食】
・こども宅食ミートアップイベントへ参加
・エリア内、宅配弁当の届け先、困窮家庭を中心にアウトリーチ型の「こども宅食」を実施
・宮崎県内でこども宅食勉強会を実施
【フードバンク勉強会・視察】
・SecondHarvest本部へ視察
・県内のフードバンク運営者と意見交換
・子ども宅食の周知
・フードバンク文化を広げる
・県内の食材調達に関する関係者との連携