あなたの寄付で世界的に貴重な湿地を守る活動を支援できます
中池見ねっとは市民の皆さんと共に、ラムサール条約湿地である中池見湿地の健全で豊かな生態系を守り、中池見湿地を地域の生物多様性保全の象徴的な空間として、未来を生きる子どもたちに残していくことを活動の目的としています。
中池見ねっとは、ラムサール条約登録湿地である中池見湿地の健全で豊かな生態系を市民とともに守り、中池見湿地を地域の生物多様性保全の象徴的空間として、未来を生きる子どもたちに残すことを目的としています。
中池見湿地は、福井県敦賀市にある広さ25haほどの湿地です。
生物多様性の高さ、袋状埋積谷という特異的な地形、世界屈指の厚さ40mにも及ぶ泥炭層が地下に堆積していることが
「国際的に重要な湿地」として評価され、2012年にラムサール条約登録湿地となりました。
しかし、湿地の生態系の価値を毀損させる諸々の問題があり、それらの影響を軽減・解決に向けて保全活動をしています。
活動事例
●ミニ田んぼサポーター制度の運用
水田に生息する絶滅危惧種の環境を、サポーターの方々とお米づくりをしながら守っています。
●侵略的外来種(アメリカザリガニ、ウシガエルなど)の駆除
市民ボランティアの皆様や研究者と協同して、外来種の駆除や早期発見に努めています。
●ネイチャーガイド・自然観察会の開催
お子様からシニアまでどなたでも中池見の自然を楽しめるようにお手伝いをさせて頂いています。
●中池見みんなで報告会の開催
中池見で活動するボランティアや研究者の方々が集まって、活動の成果や体験を報告し交流する場を作っています。
中池見ねっとが湿地保全のため取り組んでいる課題は主に3つあります。
・人の手が入らなくなったこと ー 減反政策や開発問題など様々な経緯を経る中で、かつて全域にあった水田は放棄され多くがヨシ原に遷移しています。
・外来種の侵入 ー 開発計画による造成や人の利用が増えることで、アメリカザリガニやセイタカアワダチソウなど様々な外来生物が侵入し、本来の生態系への脅威となっています。
・開発問題 ー 1990年代、LNG基地建設計画に伴う工事用道路や国道8号線バイパスの開通によって、環境が大きく変化しました。さらに現在建設中の北陸新幹線深山トンネル掘削工事による水環境への影響も予断を許さない状況です。