『自立した優しい挑戦者を増やして、世界をもっとオモシロク』
『自立した優しい挑戦者を増やして、世界をもっとオモシロク』
認定NPO法人very50は
『自立した優しい挑戦者を増やして、世界をもっとオモシロク』
というミッションを掲げて主に実践型教育プログラムを通した人材育成活動を展開しています。
「自立した優しい挑戦者」には3つの要素が込められています。
1:「自立」
世界を取り巻く環境は大きく変化しており、新型コロナウィルスの感染拡大のように数年後に何が起こるか全くわからないような時代になっています。そんな中で、政府や組織に頼って生きるのではなく、自らの頭で考えて、行動できる「自立した」人材が社会から求められています。
2:「優しさ」
年々拡大していく世界の格差や絶対的な貧困、環境問題など様々な問題がこの世界にはあります。自分のすぐ近くにいる人だけでなく、より視野広く世界や社会全体の問題へと立ち向かう、そんな「優しい」人材をvery50は育てたいという思いを込めています。
3:「挑戦」
AIの登場やアジア・アフリカの新興国の台頭など、今までの常識が全く通用しないような社会が到来しています。そんな社会を生き抜いていくためには、今までの凝り固まった常識や敷かれたレールの上から抜け出し、自分らしい新しい道を切り開いていく「挑戦者」が必要になっています。
この「自立した優しい挑戦者」こそがこれからの社会を変えていく、今流行りの言葉で言えばSDGs達成に貢献する人材であると私たちは確信しています。
しかし、多くの人材育成プログラム、教育プログラムが、語学力やプログラミングスキルなどのスキルを鍛える「自立」か、スタディーツアーのように現場に訪れて社会問題を学ぶ「優しさ」のどちらかのみを鍛えるものになっており、本当の意味でこれからの社会を変えていくような人材を育てる、「自立」も「優しさ」も「挑戦」も同時にバランスよく鍛えられるようなプログラムはありません。
これが、日本社会、ひいては今後の世界をより善く変えていくための大きな課題だと私たちは感じています。
そこで私たちは、中核事業としてMoG(Mission on the Ground)という「自立」も「優しさ」も「挑戦」もバランスよく鍛えられるようなプログラムを開発・展開しています。
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MoG(Mission on the Ground)とは?
アジア新興国・日本国内をフィールドとして、ビジネスを通してSDGs課題に取り組む起業家(チェンジメーカー)の経営課題を題材としながら、参加者が実際のSDGsの現場で、実際の問題解決に取り組む実践型問題解決プロジェクトです。
期間は?
問題解決力の基礎やビジネススキルの基礎を学ぶ2か月間の事前トレーニングの後、最長10日ほどの現地トレーニング期間となります。帰国後は約1ヵ月間事後トレーニングとして、活動の成果発表や個人の反省、今後の指針などのメンタリングを行います。
対象者は?
高校生から社会人を対象として実施しています。現在はより若い世代からの教育が必要と考え、高校のカリキュラムの一環、又は課外活動として導入してもらうことを目指しているため、高校生がメインになります。
詳細はホームページをご覧ください。http://very50.com/
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MoGは「世界を見に行くんじゃない、変えに行くんだ」をスローガンに、社会問題やSDGsの現場を見に行くだけでなく、高校生ならではの斬新なアイディアと行動力によって、世界のチェンジメーカーたちの活動支援につなげ、実際にインパクトを残すところまでを目指しています。
高校生を中心とした若者たちに、こういった現場を知り、解決に取り組むという機会を提供することで「自立した優しい挑戦者」を育て、これからの世界をますます”オモシロク”変えていくための、大きな一歩に繋がると考えています。
私たちvery50がMoGを通して、この課題に取り組む理由は大きく分けて2つあります。
それは「MoGによる教育価値」と「MoGの生み出すソーシャルインパクト」です。
1:「MoGによる教育価値」
前述したように、MoGを通して、自分で道を切り開き、さらには社会問題や環境問題といった全人類共通の問題に対して挑戦をする「自立した優しい挑戦者」を育成しています。
従来のプログラムにはなかった、実際の社会問題の現場で、それに立ち向かっているチェンジメーカーのサポートを通して、「自立」「優しさ」「挑戦」の3つをバランスよく鍛える本当の意味での実践型教育プログラムとなっています。
2:「MoGの生み出すソーシャルインパクト」
MoGは参加者にとっての教育価値だけでなく、その活動を通して実社会にもインパクトを与えています。
過去、特に高校生の成果を振り返ると、そのポテンシャルと成果には目を見張るものがあります。高校生が持つ常識にとらわれない柔軟な発想・アイディア、機敏な行動力が、社会問題、SDGsの現場で際限なく発揮され、確かな価値のある成果を多数生み出してきました。
例えば、インドネシアの農村地域でのゴミ問題に取り組んでいる起業家のプロジェクトでは、高校生の視点と行動力を武器にした分析によって、ゴミ問題の主原因を子供によるポイ捨てと特定し、子供が投げ入れたくなるようなバスケットボール型のゴミ箱開発をしました。このバスケットゴール型のゴミ箱はその効果が認められ、プロジェクト後も継続して生産され、現在では街中に配置されるほどの成果を残しました。
このように高校生の発揮する価値が社会問題の現場で確かな成果を残しているのも、MoGによって解決を目指す理由です。
今後、このような意欲ある高校生の派遣を更に増やし、高校生にとっての成長の機会を提供するとともに、オトナの専門家には実現できないような、斬新な切り口でのソーシャルインパクトの形を実現していきたいという強い思いがあります。
MoGを通じ、高校生たちが教室から飛び出して社会問題の現場へ自ら足を運び、自分の頭で考えて行動する。その行動が実際のSDGs現場の課題解決につながっていく。
そして、高校生たちにとって、挑戦をしたという実績が自信となりその後の進路やキャリア・人生における糧になる。こんな若者が増えたら世界はもっとオモシロクなる。社会はより良くなる。
これが、私たちが課題に挑戦する理由です。
<代表者の想い>
大学時代から途上国と言われる地域を中心に世界中を旅をする中で、月並みな表現ですが、世界中の喜怒哀楽をたくさん感じ、”怒りや哀しみ”を共に分かち合う経験をしました。一方で、政治や様々な人間関係のなかでそれらの問題が解決どころかむしろ助長されていくようなこともあり、いつしか、自分自身で世界の問題解決につながる仕事を自分で作りたいと考えるようになりました。
グローバルカンパニーで会社員を経験した後、世界の課題解決には1にも2にもまず”挑戦者”が必要であること、そして、それをなくして戦略や資金などは全て無に終わることを感じ、very50を創業するに至りました。
自立できるたしかなスキルを持ち、世界の”持続可能性”を重んじる優しい経営的判断ができる人。勇猛で前向きに、そして自分らしく実際に”動く”を実践できる挑戦者。
そんな人が増えたら、世界はもっと面白くなる。本気でそう信じて始めた団体です。今もその想いは変わっていません。
今後も、皆様と一緒に「自立した優しい挑戦者」を世界に輩出し続ける、そんな団体であり続けたいと思っています。
very50 代表理事/創業者 菅谷 亮介