あなたの寄付ですべての命に優しい社会を創ります
北海道札幌市を中心で活動している、特定非営利活動法人ココロにハルを(通称NPOココハル)代表理事の酒谷晃生と申します。 当法人は心的ストレスを抱えながら現代社会を生きゆく人たちを対象に、心の健康(メンタルヘルス)の充足を目的とした場づくりをしております。 具体的には、こども食堂(食の支援、生涯学習の提供等)、医療者による成年後見(法人後見として看護師、作業療法士、保健師、司法書士、社会福祉士等で構成)、こども自然学習の運営、不登校親子支援、メンタルヘルスの充足に繋がるイベント企画を行なっています。
3つの理念 優しさ【kindness】 恩送り【pay it forward】 ただ自分らしく【just be yourself】
7人に1人の子供が給食以外にて、満足に食事が取れない家庭があり、約280万人の子供達が貧困状態にあり、教育の面では、経済的な理由で塾や習い事を諦めた家庭は68.8%にのぼります。また、貧困は世代間で連鎖すると言われており、貧困により学力不足を引き起こし精神的に未成熟なまま大人になってしまう場合もあります(出典:厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査」)。
また「貧困世帯と思われる子どもは自己肯定感が低いと思うか?」という問いに73%の教員がそう思うと回答しました(参考:学校との連携で見えない貧困世帯の子どもを支援する事業報告書:平成29年3月認定NPO法人フードバンク山梨)。そして、日本は諸外国の若者と比べ,自分の将来に明るい希望を持つことができておらず、将来に明るい希望を持てるかどうかは,<1>自分自身を肯定的に捉えられているか(内部要因),<2>自国の将来を肯定的に捉えられているか(外部要因)が関係していると言われています(参考:内閣府;子ども・若者白書:特集 今を生きる若者の意識~国際比較からみえてくるもの~)。
更には15~39歳の年代の死因の第1位は自殺となっており、先進国(G7)では日本のみであり、貧困、食、教育、そして心の問題は大きく密接に相互関係しているとされています(厚生労働省2020年版「自殺対策白書」)。
ソーシャルメディアの発展によるフィルターバブル弊害、世界食糧/環境問題、貧富の二極化、感染症等の複数の要因が相まって、人と人との心の通った繋がりが薄れつつある現代社会であると感じています。また、自己肯定感の低さは日本人の謙虚さという気質から繋がっているとも考えられますが、若者の自殺者は大きな社会問題であり、将来に希望を抱きにくい社会構造となってしまっていると感じています。その解決策として、心身共に健康的で活力溢れる人々の増加促進や社会的繋がりの構築を図ることができる様々な場づくりが必要であると考えています。さらに、日本の子供たちや未来の子孫がこの星でこれからも笑顔で暮らしていく為に、現代そして未来の世代の人々が持続的に互いを助け合い続ける事の出来る利他の精神性の育成が重要と考えています。