あなたの寄付で日本とアフリカ、人と人を笑顔で繋ぐ思いやりのある多文化共生の社会を作ります!
アフリカ現地での就労支援及び、アフリカの伝統楽器ジャンベを使用した音楽活動や福祉施設での公演、こども食堂、地域のごみひろい活動、各種ワークショップで人と人を繋ぐ場の提供をしています。
私たちは音楽と多様性が交差するあたたかな居場所を育むことで、すべての人が自分らしく生き、互いに認め合い、つながりを実感できる社会の実現を目指します。
現代の日本社会では、「居場所がない」と感じる子どもや若者が少なくありません。家庭、学校、地域社会――どこにも心から安心できる場所がなく、孤独や不安を抱えながら日々を過ごしている子どもたちが増えています。不登校や引きこもり、非行といった目に見える問題の背景には、こうした孤立感や、自己肯定感の低さが潜んでいます。
さらに、経済的に困難な状況にある家庭では、十分な食事をとることさえ難しく、学びや遊び、文化にふれる機会にも大きな格差が生まれています。こども食堂やフードパントリーの必要性が全国的に広がる中、子どもたちが「当たり前の日常」を過ごすことが、実はとても難しい現実があるのです。
一方で、地域社会そのものも変化しています。かつては当たり前にあった「近所づきあい」や「地域のつながり」は希薄になり、人と人との関係性が弱まる中で、孤立は大人にも広がっています。地域での子育て支援、見守りの仕組み、異世代・異文化との交流の場などが減少することで、地域全体が“関わりのない社会”になりつつあります。
また、私たちの住む地域には、多様な国籍や文化を持つ人々も暮らしています。しかし、日本における多文化共生はまだ十分に進んでいるとは言えません。外国にルーツを持つ子どもたちが学校で孤立したり、地域での居場所を見つけられなかったりするケースも多く、文化や言葉の違いが「壁」になってしまうことも少なくありません。
私たち一期JAMは、こうした複合的な課題に対して、「音楽」「食」「学び」「国際交流」という手法を通して取り組んでいます。西アフリカの打楽器ジャンベを中心とした音楽ワークショップでは、年齢や言葉、国籍を超えてつながりを生み出し、「自分の音が受け入れられる」経験が子どもたちに自信を与えます。
また、こども食堂や寺子屋では、家庭の事情にかかわらず、誰もが安心して来られる場所をつくり、温かいごはんと人とのふれあいの中で、心と身体を満たしていきます。地域の方々やボランティアが関わることで、多世代・多文化が交流する「新しい地域のかたち」も見え始めています。
一期一会の出会いを大切にしながら、誰もが「自分らしくいられる場所」を地域の中に増やしていく――。それが私たち一期JAMが目指している社会であり、今まさに向き合っている課題です。
子どもたちは日々、多くの可能性とエネルギーを持っています。その一方で、家庭や学校、地域といった身近な環境の中で、孤立や不安を感じながら過ごしている子どもがいるのも事実です。
発達障害や経済的な困難、家庭の事情、文化や言語の違いなど、さまざまな背景から「自分らしくいられる場所」を見つけにくい子どもたちがいます。そうした子どもたちにとって、安心して過ごせる場所や、自分の気持ちを表現できる機会はとても大切です。
また、子ども本人だけでなく、保護者や家族もまた悩みや不安を抱えていることがあります。地域の中に、そうした悩みを受け止め、寄り添える場所が必要だと考えています。
一期JAMでは、音楽、食、学び、国際交流といった活動を通じて、子どもたちやその家族が「ここに来てよかった」と思えるような居場所づくりを行っています。ジャンベなどの音楽ワークショップでは、リズムを通じて言葉に頼らないつながりが生まれ、誰もが安心して参加することができます。発達障害のある子どもたちにとっても、音楽は心を解きほぐし、自信につながる大切な手段となっています。
私たちは、すべての子どもたちが「大切にされている」と感じられる社会、そして多様な人々が互いを理解し合いながら共に生きる社会を目指しています。この課題に取り組むのは、地域の中に、ひとりひとりが安心してつながれる「あたたかな場所」を増やしていくためです。