貧困、DV、ネグレクトなど、日常生活に様々な困りごとを抱える子どもたちを、地域で支援する体制づくりをおこなっている団体です。
すべての子どもたちが夢に踏み出せる社会を実現するために、様々な事業をおこなっています。
【一人で過ごす夜、何も食べない夜を減らしたい】
私たちは現在子ども食堂(こどもレストランと呼んでいます)を5か所運営しています。
月に1回のところから毎週開催しているところまで、運営場所の事情によって回数は色々ですが、様々な事情を抱えた子どもたちが集まってきます。
開催方法も児童養護施設とのコラボ、定時制高校とのコラボ、認知症カフェとのコラボなど様々な地域の資源とのコラボレーションを大切に地域のシニアボランティアと小学生ママたちがタッグを組んで運営しています。
【奨学金制度】
私たちの支援している子どもの中にはネグレクト状態で暮らしている子どもたちがいます。明確に育児放棄をされているわけではありませんが、最低限の食事、最低限のかかわりしか持ってもらえず、いつもお腹がすいているのはもちろんのこと、学用品もボロボロ、制服のサイズもあっていません。
そして何より深刻なのは進学です。義務教育でない高校への進学はかなわないケースがほとんどです。様々な奨学金はすべて保護者が保証人になり、詳細な生活状況を記載することが義務付けられていますが、これをおこなってくれる保護者を持たない子どもたちの進学は大変困難です。こうした子どもたちの高校進学を支える、子どもからの申請で、面談・審査・決定する奨学金の給付をおこなっています。
【余暇支援】
夏休みの絵日記がかけない子、お誕生日にケーキを食べる習慣を知らなかった子、そんな子供たちがたくさんいます。
私たちは、様々な施設との連携をしながら、ワンデイトリップ、本格イタリアンレストランでピザ焼体験・お餅つき、みそづくり体験などをおこなっています。次は新幹線に乗せてあげたい!という野望も持っています!
今の日本で子どもたちの問題は親の問題にすり替えられてしまっています。「あんな親の子だからしょうがない」「親がしっかりするべき」なかには「自分たちの子どもの頃の方がもっと大変だった」という意見もよく聞かれます。
でも、だからといって、お腹がすいている子どもたちを、ひとりでさみしく泣いている子どもを、見て見ぬふりしていいのでしょうか?
よく見てみると、自分の住む地域にも必ずそうした子どもがいます。なんといっても子どもの7人に1人は貧困状態にあるのですから。
私たちは見ていないだけです。
私たちは気づかないふりをしているだけです。
私たちは関係ないような気持ちでいるだけです。
それならば、気づく努力をしましょう。
見つけられる場所を作りましょう。
気づいたら、そっと寄り添って話を聞いてあげましょう。
そんなメンバーが集まって活動をおこなっています。