あなたの寄付であなたの寄付で支援の薄い栃木県北の子ども支援が充実します。
これ以上虐待に苦しむ親子を出さないための直接的な家庭介入支援を行っています。この活動を行える専門性を持った活動は私たちにしかできないことだと覚悟を持って取り組んでいます。障がい児者相談援助事業所も登録しており、障がい福祉と児童福祉の支援を分断せずに支援ができる強みも持っています。安心して保護者が頼れる民間として、小学校への介入も果たし、アウトリーチもスピード感を持って取り組んでいます。 支援員が必要だと思う応援を、一人のために!をモットーに諦めない伴走支援を行っています。
①子どもおべんとう
那須塩原市立共英小学校と那須塩原市立豊浦小学校にて150食のお弁当を子どもを対象に無料で配布しています。常時15名ほどのボランティアで月に1度実施しています。
那須塩原市は車社会で、子どもが子どもだけで安心して安全に取りに来ることができる場所は学校しかなく、小学校児童に毎回ひらがなを習った子どもであれば読めるチラシを全校児童に配布していただいています。また学校が把握している支援家庭には教諭から個別に声をかけていただいて子どもだけで取りに来ることも可能なシステムとなっています。※大人の分は1食500円の寄付をいただきますが、家計が苦しいなどの各家庭状況により、確認等は行わずに必要個数分をお譲りしています。
②子どものリビング(昼食付き子どもの居場所)
事業所において、学童保育のない日曜祝日を主体に行なっています。地域がら土日祝日に勤務ができないと正職員になれないことを鑑み、シングル家庭支援として行い始めましたが、学童保育実施のない小規模校お子さんの利用や、発達課題により大勢の学童で過ごすことのできないお子さんの利用も多いです。
「子どものリビング」と名の通り、リビングで過ごすようにゴロゴロしたりテレビを見たり、ゲームをしたり、漫画を読んだり、宿題をしたりして過ごせる居場所となっています。
③デリバリー
困窮状態の家庭にコストコホールセール様からのドネーションでいただいたものを中心に、アマゾンみんなで応援プログラムでお寄せいただいたものなどをご自宅まで配達したり、事業所まで取りに来ていただいたりしています。夫婦で精神手帳を取得していて子どもは療育手帳があるなどの家庭もありますし、シングルマザーで精神手帳があり就労支援を受けていて子どもたちは育ち盛りの思春期兄弟・・・や、夫から経済DVを受けていて母のパート給料(扶養範囲と制限もかけられている)だけで子ども4人を育てている家庭もあります。月平均延件数48ケースにお届けしています。
子どものリビングに関して、地域のさまざまなスキルを持つ先生方に参加していただき、「お稽古」に馴染みのないお子さんもお稽古体験ができました。子どもたちのために何かしてあげたいという思いのある地域の皆さんに上手に関わっていただける期待にもつながっています。
大学生のインターンの場にも活用し、子どもたちの利用もオープンスタイルで実施ができています。
子どもお弁当は実施丸2年を迎え3000食が子ども達の手に渡っています。同時にフードパントリーを実施し、近隣のパン屋からの提供やフードパントリーのものを心待ちにしているご家庭があることもわかってきています。例えば「今日はお米ある?お母さんにもらってきてって言われたんだ!」と小学生が来ました。そのお子さんは学校からの情報提供で支援が必要であるとされているお子さんです。保護者と来ることはまだ叶っていませんが、家に保護者がいることはわかっており、保護者の分も無料で持たせています。
デリバリーではこの1年で2件の家庭が車検を通す頃が叶わず、車を手放しました。家に電子レンジがない家庭もあり、でき代がかかってしまうことも考慮しながら、寄付で電子レンジをお渡しするまでに家庭訪問を重ね、失礼にならないよう用心しながら電子レンジをもらっていただくことにも成功しました。支援クラスの中学生がレトルトパックの固まったご飯をそのまま食べている現状があったため、どうしてレンジを使わないのか?使えないのか?など、そういった背景から介入しました。
統合失調症の父親が引きこもりになっており、学校でも面会が叶わない家庭の支援に入ることも可能となり、今では父親が私たちが届ける時間に外に出て待っていてくれるようになりました。とても身近い時間ではありますが「調子はどうですか?気圧の変動が激しいから心配です」「あー、大丈夫です」くらいの会話ではありますが、私たちとの関わりで表情も変わってきています。
那須塩原市主催の子どもの居場所についてのサミットに登壇をお願いされ、私たちの居場所作りについての考え方などを使用の前でお話しすることができました。
対子どものための食支援を県内の他団体の方々に評価いただいています。