保健所に収容された猫を引き出し、新しい飼い主を探すためにシェルター運営と、適正な飼養について啓発するねこ塾を開催しています。
長野市保健所をはじめとして県下保健所と連携し、殺処分が迫る収容猫をシェルターに受入れ新しい飼い主を探すことや、不妊手術や完全室内飼育の啓発を進めることで、猫にかかわる地域のトラブルを解消したいと思って
1.保健所からの引き取りと譲渡
長野市保健所以外の長野県下の保健所では、概ね1ヶ月から2か月の公示
期間を経て新たな飼い主が見つからなければ、殺処分されます。
特に成猫は、子猫に比べなかなか新しい飼い主と巡り合えないことから、
シェルターに引き取り飼養を継続することで命をつなぎ、保健所及びボラ
ンティアが主催する譲渡会に参加する機会を増やして、確実に不妊手術を
して完全室内飼育する飼い主を探します。
なお、猫エイズ、猫白血病のダブルキャリアの猫については、希望者が
いれば譲渡しますが、基本的にはシェルターで終生飼養したします。
2.ねこ塾開催
市民を対象とした今どきの猫の飼い方や完全室内飼育、糞尿が原因で起き ている問題を猫の特性をうまく伝えながら解決のヒントを探ります。
空前の猫ブームともてはやされていますが、最期まで責任を持たずに猫を飼ったり、飼い主のいないいわゆる野良猫などの糞尿や多頭飼育崩壊等で近隣トラブルも発生しています。
猫が好きな人もそうでない人たちにも、ねこ塾を通じて完全室内飼いと避妊去勢手術の重要性と災害時の対策について知っていただくとともに、譲渡会などで保健所からの引き取り猫や、多頭飼育崩壊や高齢者の飼っていた行き場を失った猫を次の飼い主を見つけるまで命のリレーをすることで、殺処分ゼロを目指しています。