あなたの寄付で子どもたちの笑顔が守られます!
広い庭と古民家という恵まれた環境の中で、子どもの「やってみたい!」という気持ちを大切にしながら活動を行っている。小学校教員・保育士・幼稚園教諭の資格をもつ経験豊かなスタッフが子ども達の活動の指導や見守り、学生スタッフが近い関係で関わり合うことで、豊かな活動を保障している。継続的な関わり合いの中で、子ども達の心身の成長を育むことを目的とし、子ども同士で成長し合う場を作り出している。平日の事業としてフリースクール、民間学童、月2回の子ども食堂、月に1回の野外体験活動を中心に活動している。
「未来にワクワクする子どもを育成すること」 WakuWakuの家での経験は、その子の人生を輝かせる。子どもたちが「お互いを認め合うインクルーシブな場」、「仲間ととことん遊び尽くす場」を提供する。
子どもとは、好奇心旺盛で、何かに熱中したり、思い切り体を動かして遊んだり、生き生きとエネルギーに溢れた存在だと思っていた。
しかし、教員時代、1年生で入学した当初から「先生これでいいですか?」と何度も正解を確認しに来る子、
「好きなものを絵に描こう」という課題に何を書けばいいのか思いつかずに真っ白な画用紙を前に困っている子、
「自由にしていいよ。」と言うと固まってしまうような子が多く、これはどうしてなのか??と疑問に思う日か続いていた。
我が子の子育てを通して、子どもたちを見ていて感じたこと。
それは圧倒的な遊びの不足。
どんなことしようかな?
どうやればできるかな?
うまくいかないな。じゃあこうしてみよう!!
やったーできた!!
私たち大人世代が当たり前にやってきた経験を今の子たちはしてきていない。
用意された空間で、親や先生からの指示を受け、
限られた環境・空間の中で遊びを経験していくことでは、
子ども達の創造性、自己肯定感、内から溢れるエネルギーは育たない。
子ども達の自主性・想像力・伸び伸びと自分を表現する力や意欲が年々減少していることに歯止めをかけるには
子どもたちをもっともっと遊ばせないと!!と強く感じている。
また、WakuWakuの家には、フリースクール、放課後の預かり事業のどちらにも、
集団生活が苦手な子が増えてきている。
集団生活に馴染めない子達にも、
実際の遊びや体験活動の中での経験はその苦手を克服する力になる。
山梨市は豊かな自然に囲まれた場ではあるが、今の子どもたちはその自然の中で遊ぶ知識も経験も少ない。
また保護者も忙しく、休みの日に体験的な活動をさせたいと思っても自分たちではなかなかできずにいる。
子ども達が気軽に自然に触れられる、思い切りやりたいことをやってみる、やり切るそんな場が
身近な場所に絶対的に必要。
自然は、遊びの宝庫である。
ゲームに熱中する子どもたちが問題視されるようになって久しいが、その問題は解決する兆しすら見えない。
そんな中、WakuWakuの家を利用する子どもたちは、
ゲーム機などなくても、時間を忘れて遊びに熱中している。
時に棒を持って走り回り、穴を掘り続け、木の実をとることに夢中になり、
日が落ちて暗くなるまで外で遊び続けている。
遊び方を教えたのでない。
環境を整え、大人の私たちがじっと見守る姿勢をただただ貫いただけである。
本来、子どもたちには、今を楽しむ力が備わっている。
ただその力を引き出す経験、それに没頭する時間や環境がないだけである。
幼児教育に自然体験活動と取り入れているところも多いが
自分で考えやり切る力が育まれる小学生にこそ、この経験が必要である。
働くこと、子育てをすること、夢を持つこと、夢に向かって突き進むこと。
楽しむ力を持っている人は強い。
WakuWakuの家での経験がその子の人生を輝かせ、その一人ひとりがその力を発揮することで、
社会をより良き方向へ動かし、社会を明るくし、多くの人々に影響力を持つと信じている。