私たちは、京都府木津川市でフリースクールを運営している認定NPO法人です。 子どもたちが素顔のままで、日常を過ごし「生まれてきてよかった」と想える場所を創っています。 「信じる・待つ・愛する」をモットーに、子ども自身が考えて挑戦できる環境を大切にしています。
「そこに居る」ただそれだけで子どもが安心できる世界
子どもの数が少なくなっているこの時代に、不登校の子どもの数は増え続け、全国の小・中学生を合わせて約35万人います。
子ども館の近くを見ても、京都府は約6,200人、奈良県は約4,700人います。
しかし、日本の教育制度において学校以外の場で、子どもたちが学べる場所はまだまだ多くありません。
学校に行かない、行けない子どもたちが、共に学び、育ち合う場所を開き続けていくことが私たちの取り組みです。
「不登校」は、子どもの怠慢でも逃避でもない。
この国の大人社会の歪みが招来させたものであると私は疑いません。
新自由主義の横行の中で「お金を稼ぐため」の勉強を優先するがあまり、子どもの発達に必要な「遊び」が蔑ろにされています。
この時代において、「自分のいのちを全うしたい」と子どもたちは「不登校」という形で、自分の身を守ろうとしているにすぎないのです。
この課題に対して、子ども館は子どもが子どもらしくいられることを大事にしながら、小中高生のためのフリースクールを運営しています。