NPO法人BeCOM

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BeCOMは2001年の設立以来、「地域の課題解決の糸口をコミュニケーションでみつけよう」をテーマに、地域に暮らす一人ひとりが、多様なコミュニケーションについて知る、考える、対話やつながりが生まれる機会を企画、提供する活動、コミュニケーションの力を育む活動や、コミュニケーションそのものを楽しむ活動に取り組んでいます。

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COM CUP 英語日本語スピーチ大会

事業の目的

COM CUPは2001年にスタートしたスピーチ大会です。


21世紀を迎えグローバル化が進み、どこに暮らしていても、多様な人とより良くつながるコミュニケーション力が益々求められる中、地方都市の子どもたちにとって、グローバル社会の一員であると肌で感じられる機会や、或いは自身の思いを伝え共有し合う機会は、決して多くありませんでした。


そこで、子どもたちが、自分の意見を持ち、異なる価値観を持つ人々と自由に意見を交わし、より良い関係性を築くことができる人に育つことを願い、その成長の一端を担えるような場づくりをしたいと考えました。学校、民間教育機関など立場をこえた大人と共に、継続して取り組み、地域に開かれたスピーチ大会を開催し、現在に至ります。


大会では「伝えたい気持ちがある、伝える言葉がある」をスローガンとし、「豊かなコミュニケーション力を支える語学力の育成」と「異文化理解、国際交流意識の向上」を目指しています。


名称の「COM CUP」はcommunicator’s cupを略したもので、当法人設立のきっかけとなった事業でもあります。

これまでの活動

1)英語、日本語のうち母語以外のいずれかの言語によるスピーチ大会の開催(2001年~)

▶英語暗唱部門(中学1年生から一般成人 対象)

既存の良文を丁寧に、正しく、自分のものとなるまで繰り返し練習し基礎を築く部門。

▶英語スピーチ部門Ⅰ/Ⅱ・日本語スピーチ部門(小学4年生~一般成人 対象)

与えられたテーマに対し、自分の意見を持ち、聞き手に分かりやすい表現、構成を考え、伝える力の向上を目指す。


2)オンライン開催による部門(2020年~)

▶英語動画メッセージ部門

国籍、居住地、年齢等不問。英語(5文以上)とICTを活用し、表現することを楽しむ部門。

 

3)COMCUP DOORS(2021年~)

多文化理解や国際交流をキーワードに、未来のとびらを開く魅力的なゲストを迎えての学生向け対談番組。

YouTube COMCUPチャンネルにて、2024年8月末現在、vol.9まで公開


その他、必要に応じた関連企画の実施(不定期。スピーチ作成ワークショップ、動画コンテンツ作成など)

これまでの事業成果

▶英語・日本語、2言語の部門および毎年大会テーマを設定

COMCUPでは英語、日本語のうち、母語以外のいずれかを選択し、国籍問わず様々なスピーカーが、その年の大会テーマに対して自身の意見を発表し合います。

それは、与えられたテーマに対して考え、意見を持つことを促すことに加え、同じテーマに対する多様な意見に触れ、異なるものへの理解を育み、自分の世界を広げることにつながります。

 

▶2001年からの継続開催

暗唱部門からスピーチ部門へのステップアップや、繰り返しスピーチ部門への挑戦など、継続開催により語学力向上につなげてきました。(コロナ禍はオンライン開催)

2024年度は継続しての挑戦をより奨励するため、COMCUPに3回以上挑戦した方へ賞を授与します。

 

▶学生のボランティアスタッフ参加

学生の社会活動への参加を通した人材育成の場となることを目指し、学生ボランティアを受け入れています。

小中学生の頃に出場した子どもたちが、のちに学生ボランティアスタッフとして参加することも多く、自ら考え、動き、他のスタッフとコミュニケーションを取り、後進のより良い挑戦の場づくりに積極的に取り組んでいました。

小中学生の憧れやロールモデルになっていることも期待しています。

 

▶広域での教育環境づくり

銚子市では、大会のメインターゲットである10代の人口がここ20年で半減し、同年代との関わりの中で育まれるコミュニケーション、向上心、共感や、目標となる人との出会いなど、貴重な成長の機会が減っています。

その中、大会参加人数が減少していないのは、大会スタート当初は銚子市内からの参加者が多くを占めていたところ、次第に近隣の市町村や県外からの参加者が増えたことによります。

またそれに伴い、当初、教育委員会の後援は銚子市のみであったところ、近隣市町の教育委員会からのご理解、ご後援につながり、広域での教育環境づくりの一助となっています。

※COM CUP参加者数>23年間の参加者数:延べ1,118名

※大会 1回の参加者数:初期5年は平均約35名/年 → 直近5年は平均約46名/年

 

▶国籍や世代、公教育と民間教育、など異なるものをつないでつくる学びや成長の場づくり

・日本語スピーチの部に参加した留学生と地域の小学校との交流をコーディネート。5、6年生の学級にて、留学生による母国の紹介、小学生による日本文化の紹介や遊びなどの活動後、給食を共にしました。小学生にとっては「名前を知っている国」が「出会った留学生の国」に変わる瞬間です。

・2015大会に出場したアメリカ出身のALTはその後毎年生徒の出場、入賞につなげています。また、COMCUP DOORSの対談ゲストとして迎えた際は、勤務校英語部学生が、英語による対談動画の字幕用日本語訳に挑戦しました。

その他の事業